CFD受託解析

CRUNCH CFD 受託解析事例:マルチインジェクターロケット燃焼器

CRUNCH CFDでは、大規模有限速度化学反応メカニズムの効率的なシミュレーションの為、アドバンス燃焼モデリング機能が含まれています。 化学反応速度モデルは、CANTERAツールキット(CHEMKIN®互換フォーマットで)をケミストリマネージャーとして使用して指定できます。 事実上すべての反応速度パラメータがサポートされています(Lindemann、Troe、およびSRIの圧力依存率など)。

複雑な化学メカニズムを効率的に計算するために、In-Situ Adaptive Tabulation(ISAT)を追加費用なしで利用できます。 層流フレームレットモデルは、フレームレットテーブルジェネレータツールキットを使用して、大規模な化学反応セットの迅速な計算に使用できます。これらの高度な化学反応機能と、理想流体ではない亜臨界流体を処理する機能を組み合わせることで、広範囲の高圧および極低温燃焼の問題をモデル化する高度な機能を実現しています。

以下は本受託事例;臨界点付近(5MPa)での液体酸素・水素燃焼解析の結果です。図3は本受託事例の結果を実験と比較したもので、よい相関が得られております。


図1. 温度分布
 
図3.熱流束分布の実験値と計算結果の比較
 

図2.圧力分布