CFD(流体解析)可視化ポストプロセッサ FieldView
FieldView 21 の新機能
FieldView 21の新機能と改善点をご紹介致します。FieldViewの全機能に関する情報はFieldView User’s Guide、Working with FieldViewおよびFieldView Reference Manualをご覧ください。
平行コピー表示
これまでの回転・ミラーコピーに加えて、平行コピー表示を搭載しました。
- X,Y,Z方向へのコピー数と距離、方向を指定することで簡単にコピー表示ができます。
- コピー領域を跨いで、流線が切れずに滑らかに接続することができます。
- 原子炉や熱交換器、ターボ機械の翼の単位領域、1ピッチ領域の可視化面をパワーポイント上でコピーをして、画像どうしをスキマのないように接続するといった作業が不要になり、報告書等のドキュメント作成の効率が向上すると考えられます。
▲FieldView21 平行コピー表示
オートパーティション機能
PLOT3Dファイルのグリッドを自動分割して並列処理を効率化
- ハードウェアや環境の都合上、計算の並列数やブロック数を増やすことが出来ない場合でも、FieldView Parallelの32,64といった最大並列数で可視化処理をすることができるようになり、これまでよりも高速に可視化処理をすることができるようになりました。
▲FieldView21 オートパーティション
RLMライセンスマネージャ
ライセンスマネージャをFlexNet から RLM(Reprise License Manager)に変更
- ライセンスマネージャがRLMに変更になります。これによって、サーバー設定や更新、バージョンアップなどの管理が容易になります。
▲FieldView21 RLMライセンスマネージャ
FieldView 20 (2020年12月リリース) の新機能
FieldView 20の新機能と改善点をご紹介致します。FieldViewの全機能に関する情報はFieldView User’s Guide、Working with FieldViewおよびFieldView Reference Manualをご覧ください。
マルチスレッド処理によるサーフェスフロー・渦中心線・関数処理などの高速化
FieldView 19に搭載されたハイブリッドパラレル処理が、ストリームラインに加えてサーフェスフローや渦中心線・はく離線・再付着線検出処理、ユーザー定義関数処理へも拡大されました。開発元計測で15倍の高速化が図られています。
* FieldView 19との比較。FieldView CFD社による測定結果。
▲FieldView20 流線描画パフォーマンステスト
GUIデザインが4Kモニターに対応
GUIのアイコンが高解像度の4Kモニターへ対応します。
Windowsでのファイルブラウザも使いやすいデザインに変更されました。
バッフル面表示機能の高精度化
車体などのシェル要素やバッフル面など厚みのない境界面の表裏表示性能が向上しました。
▲FieldView20 バッフル面表示機能の紹介
ベクトル表示の高速化
2Dヘッダーでのベクトル(→)表示処理がGPU処理により高速化されました。
▲FieldView20 ベクトル描画パフォーマンステスト
非定常データ可視化の最適化
非定常解析結果でジオメトリに変化のある場所とない場所が混在する場合は、変化のある場所だけ描画を更新することで可視化処理が効率化されます。
▲FieldView20 非定常データ読み込み速度比較