企業利用向けオープンソースCFDソフトウェア HELYX®
HELYX v4 新機能
HELYX v4では 統合ソルバ「helyxSolve」に改善されました。これまでのsimpleFoamやpisoFoamなど問題によって分かれていたソルバがv4から「helyxSolve」 1つで実行できます。
Unified Solver Framework (USF)
- USF 内部にさまざまな物理モジュールを組み合わせる複数のループフレームワークがあり、相互運用性があります。
- 下図のように、圧力-速度カップリングモジュール、サーマルモジュールと他のモジュール(例、物性モジュール)などを持っており、問題によってこれらのモジュールを互いにプラグインまたはプラグアウトすることが自由で出来ます。
▲ ループフレームワーク
マルチリージョン CHT解析機能
- 各ドメイン間のコンミュニケーションが必要なマルチリージョンCHT解析もサポートしています。
- これまでのCHT解析では各領域に熱方程式を別々に解き、領域間の境界面で明示的にカップリングする方法を適用したが、v4からはすべての領域を全体的に解くことで、解析時間が短縮されました。
▲ マルチリージョンCHT解析対応
統合型物性値データベース
- 粘度、密度、圧縮性、熱容量などの物性値データベースが統合されました。
- helyxSolveと同様に統合されたデータベースで管理され、データベースの汎用性が向上しました。
GUIの新機能
▲ 統合型物性値データライブラリに 非ニュートン粘度モデルの追加 |
▲ 複数の流れがオーバーラップする場合に 必要なデュアルフロー熱交換器ソースの追加 |
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▲ カメラコントロール(キーボードとマウス)の カスタマイズ機能 |
▲ 流れ場内のデータをサンプリングするための 新しい Line オブジェクト |
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▲ 新しいチャート作成機能 | ▲ 各勧角のカメラ・ビューの追加 | |
▲ 複数ディスプレイ画面機能 |