流体解析用 高品質メッシュジェネレータ Pointwise

Fidelity Pointwise 2025 最新情報(2025.11)

T-Rexの改善

Boundary Conditions タブに新しい項目を追加

  • Adapt Wall Spacing: T-Rex が使用する初期の壁面間隔をサイズフィールドに合わせて調整します。例えば、地表面上の Y+ 間隔を表す点群ソースがある場合、そのソースを使用して T-Rex の初期壁面間隔を指定できます。
  • Max Layers: T-Rex の最大層数を局所的に制御します。狭い領域での T-Rex の層数を制限しながら、他の領域では T-Rex を成長させることができます。

Boundary Conditions タブに新しい項目を追加

Max Layers 適用例

Geometry 編集機能の改善

Createメニューに"Assisted Model Assembly"が追加

Assisted Model Assembly はモデルのアセンブリを妨げる問題を自動的に検出し、分類します。 問題を評価し、利用可能な修復機能一覧から適切な修復を実行します。 アセンブリには修復が自動的に組み込まれ、問題がないか再解析されます。

  • Stitch:モデルトポロジの間隙を閉じるために、アセンブリ許容値を局所的に増加します。
  • Fill:デフォルトのPatch設定を使用して、大きなギャップを自動的に閉じます。
  • Patch:Patchコマンドの全機能を使用し、大きなギャップを閉じます。
  • Delete Quilts:不要なキルトとサーフェスを削除します。
  • Trim by Surface:Trim by Surfaceの全機能を使用して、モデルをトリムし、共通エッジを作成します。
  Createメニューに“Assisted Model Assembly”が追加

Createメニューに“Loft”が追加

Createメニューに“Loft”が追加

「Assemble Models」に「Model Transparency」スライダーが追加

「Assemble Models」に「Model Transparency」スライダーが追加

Extrude 機能の改善

Extrude, Normal の双曲面ソルバーが更新

ブロックの角を処理するための微分計算を改良しました。
サブ反復アルゴリズムを改良し、安定性とグリッド品質を向上させました。

Explicit SmoothingとVolume Smoothingに新しいコントロールを追加しました。

  • Scaling Exponent: 押し出しが進むにつれて明示的スムージングをどの程度積極的に適用するかを制御します。
  • Blend: ポイントヤコビボリュームスムージングアルゴリズムを使用する際に適用される追加のスムージングの度合いを制御します。
  • Iterations: ポイントヤコビボリュームスムージングアルゴリズムの反復回数を指定します。
  Extrude, Normal の双曲面ソルバーが更新

すべてのExtrude の押し出し前面の表示が改善

  • 押し出し前面のレンダリングスタイルをワイヤーフレーム、フラット、シェーディング、隠線から選択できます。
  • 押し出しブロックの側面の表示/非表示を切り替えます。
  • 停止条件に違反するセルの統計情報を報告する表を追加しました。
  • 停止条件に違反するすべてのセルが、表示ウィンドウに赤で表示されるようになりました。
  すべてのExtrude の押し出し前面の表示が改善

Examine への機能追加

「Print to Messages」の出力内容を更新

「Print to Messages」の出力内容を更新

「Size Field」がドメインに適用可能に

「Size Field」がドメインに適用可能に

「Size Field Edge Length Ratio」が追加

「Size Field Edge Length Ratio」が追加

Export への機能追加

エクスポート時にグリッドのスケールを設定可能に

エクスポート時にグリッドのスケールを設定可能に

混合要素を含むゾーンを書き出すためのCGNSエクスポートオプションを追加

混合要素を含むゾーンを書き出すためのCGNSエクスポートオプションを追加

high-order CGNSエクスポート用にボリュームコンディションIDデータをエクスポートする機能を追加

Print to File Setup への機能追加

アンチエイリアシングを適用した画像をエクスポートするためのオプションを「Print to File Setup」に追加しました。

Print to File Setup への機能追加

Fidelity Pointwise 2023 最新情報(2023.09)

メッシュ生成のためのジオメトリに関するインターフェースを強化して、手動・自動のプロセスを効率化します。

ツールバーでの詳細な切り替えで選択操作が簡単に!

エンティティの選択をアシストするマスク機能が強化されました。ジオメトリタイプの詳細な切り替え設定が追加され、GUI操作がより簡単になります。


※ツールバーのカスタマイズでアイコンを追加します。
https://www.pointwise.com/doc/user-manual/view/toolbars/customize.html
※Ctrlキーを押しながらマスクアイコンをクリックすると、クリックしたアイコンだけチェックされます。(Fidelity Pointwise V18.6以降)

新しいセレクションツールボックスでジオメトリを分類

形状的な類似性やエンティティ間の関係性によって、エンティティの選択を切り替えることができます。複雑な解析モデルの全体的な処理やレイヤー分けに便利な機能です。

キルトのアセンブル処理を補助する新しい機能が搭載

サーフェスメッシュのトポロジと一対一で対応するキルト(サーフェス)エンティティのグルーピングを補助する新しいコマンドAssisted Quilt Assemblyが搭載されました。モデル形状に対して、アセンブルするキルトの候補を自動的に選別します。
■ Assisted Quilt Assembly(ユーザマニュアル)
https://www.pointwise.com/doc/user-manual/create/assisted-quilt-assembly/index.html

様々な方法でサーフェス分割を提供する新しいトリム機能

キルト(サーフェス)を半分に分割、1点もしくは2点とおるラインで分割、複数領域に分割などの選択でき、サーフェスの曲率や境界エッジとの直行性、長手方向などの方向を指定します。接続するキルトに対して分割を延長することもできます。
■ Trim Geometrically (ユーザマニュアル)
https://www.pointwise.com/doc/user-manual/edit/trim-geometrically.html


その他の新機能

・リストパネルにフィルタ機能が搭載

リストパネルに表示されるエンティティ一覧に対してエンティティ名でフィルタをかけることができます。

・ボクセルメッシュをポリヘドラルセルで出力

ボクセルタイプで作成した非構造ブロックのCAE出力の際に、一部ソルバでポリヘドラルセルを出力するオプションが追加されました。異なるヘキササイズが接続する遷移層セルに6面体型のポリヘドラルセルが適用されます。

※対象フォーマット:ANSYS Fluent、CGNS、Fidelity PBS、OpenFOAM、STAR-CCM+、STAR-CD v4


Fidelity Pointwise V18.6 最新情報

T-Rexのパフォーマンス向上とユーザインターフェース強化!

Fidelity Pointwise V18.6では、主に境界層メッシュ生成機能 T-Rex の処理速度向上と安定化を行っています。また、ユーザインターフェースの改良やCADインターフェースを強化しています。詳細については、開発元のリリースノートを確認下さい。

・Fidelity Pointwise V18.6R5リリースノート
   https://pointwise.com/support/release-notes-V186R5.html

複数の境界層を一度に押出してスピードアップ(T-Rexの新設定)

T-RexにAcceleration オプション設定が追加されました。境界層生成プロセスに時間を要する場合(層数が多いモデルの場合など)、一度に押出すLayer数を設定することによって、メッシュ生成がスピードアップします。