<吸気ポート形状最適化>


【内容詳細】
エンジン吸気ポート形状最適化の事例をご紹介いたします。図のパラメータによる変形をSculptorのモーフィングを用いて制御しています。
変形箇所はバルブシート付近の曲り菅内側(A)と外側(B)、ポート断面(C)、ならびに分岐部の長さ(D)の計4か所を設定しました。

目的関数として、流入空気量を見るための体積効率、流動を評価するためのタンブル比を計算し、OCC-Expertの最適ラテン超方格法を用いてサンプリングした数10ケースの解析を実行しました。

解析の結果求められた各ケースの目的関数値をもとにkriging法を用いた応答曲面を作成して、どの変形パラメータが性能への影響が強いかを確認しています。
傾向としては、図に記載の通り曲り菅内側(A)の壁面位置の影響が大きい結果となり、また体積効率とタンブル比の両目的関数はトレードオフの関係となりましたが、初期形状と比べて、両目的関数とも改善する形状を見出すことができました。


【資料提供】 Optimal Solutions Software社
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