IN012 FieldView の Client-Server モード、 Parallel 機能のセットアップについて
 
 ◆ 概要 ◆

FieldView は作図・描画プロセスの効率化を図るために、処理プロセスを別 CPU などに分配することが可能です。それらの機能について以下に解説します。

 

 ◆ 詳細 ◆

FieldVie の作図・描画の効率化法には以下の 3 パターンがございます。

�通常の Client-Server 方式
クライアントマシンでは負荷がかかる描画処理に関して サーバー側の CPU Core のうちの 1 つの手助けを借りる

�シェアードメモリ 方式
このシェアードメモリは、1筐体のマシン (CPU) に 複数の Core が載った CPU 所有したサーバの場合です。
この場合、1筐体であれば、複数 Core が利用可能です。

�クラスタリング 方式
上記のシェアードメモリ方式が1筐体に対して、 クラスタリング方式は、複数筐体(CPU) の 複数 Core が利用可能な状態を指します。

* 弊社のライセンス的な面の話をしますと、�の方式については、 通常のライセンス形態でご利用いただけ、�〜�の方式については、 別途ライセンス申請・購入が生じます。�の状態は 1 ライセンスにつき 4 cpu までのプロセス分配までご使用が可能です。�の場合は、クラスタリングする台数の分だけライセンスが必要になります。

上記の�〜�までは、同様の通信プロトコルによって開発されていますので、 作業の初期設定仕様に関しては、ほぼ同じです。以下には�のクライアント-サーバ方式について案内します。

 ◆ 具体的なセットアップ・操作手順 ◆

《手順1》

・クライアントマシンとサーバマシンで FieldView のバージョンが同じであることを確認します。

・サーバモジュールは FieldView をインストールする際に選択をしておく。

《手順2》

サーバ設定ファイルを用意する。 クライアント側の Windows マシンに FieldView をデフォルトインストール

してあれば、"C:\Program Files\Intelligent Light\FVWIN12\sconfig" の中に以下の設定を記入したテキストファイルを用意します。

AutoStart: false
ServerName: race
UserName: taro
RemoteShell: ssh
ServerProgram: <$FV_HOME>/fv/bin/fvsrv
StartDirectory: /home/taro

※1 ServerProgramの<$FV_HOME>には、サーバマシン上のFieldViewインストールディレクトリを指定して下さい。

※2 上図の�クラスタリング方式の場合、上記に加えて、以下の設定も必要になります。

《手順2 b》 �クラスタリング方式の場合のみの手順です。

サーバー側の以下のディレクトリ内に

      <<FieldView インストールディレクトリ>>/bin/mpich/share

"machine.Linux" というテキストファイルを用意する必要があります。中身は、以下のように、クラスタリングするマシンの FDQN あるいは IP アドレスを書き並べるだけです。

 

machine02.calculation.example.com
machine03.calculation.example.com
machine04.calculation.example.com

 

《手順3》 クライアントサーバーモードへの切り替え

Direct : 通常のローカルファイルへアクセス
Server:xxxxxx サーバーへアクセス

Serverの後(xxxx部分)にsconfigフォルダの設定ファイル名が表示される。複数のサーバー設定ファイルがある場合はChooseServerで切り替える。

 

《手順4》 サーバーモードへ切り替えたら、File->Data Inputメニューで読み込みたいファイルフォーマットを選択。

《手順5》 以下のようなダイアログが表示されるので「OK」は押さずに次の手順にすすむ。

 

《手順6》Putty, TeraTerm Pro, Cygwin などコンソールエミュレータソフトを使用し(Windowsの場合)、サーバマシンへログインする。

《手順7》  ログインしたサーバ上で、ダイアログに表示されたコマンドを実行する。

* 上記であれば、 /usr/fv/fv11.1.1/fv/bin/fvsrv   192.168.1.114 [Enter]

《手順8》  実行後、サーバ側コンソール画面に以下のようなコマンドが表示されます。

 

《手順9》 サーバモジュールを 実行後、 [OK] をクリック。

 

 

《手順10》 これ以降の作業は、通常のFieldViewと同様です。

 

《設定のポイント》
・サーバごとに設定ファイルを以下のフォルダへ作成する。
    C:\Program Files\Intelligent Light\FVWIN12\sconfig
・設定ファイルのサンプルは、インストレーションガイドを参照。
・インストレーションガイドに記載の3つの接続テストを 全てクリアしている必要があります。

 

 

《注意点》

・リスタートファイル、その他 Export するファイルなどは、全てローカル(クライアント側)へ保存されます。

・ネットワークの状況によっては使用できないことがあります。

    ・ネットワークがつながっていない。

    ・通信を制限しているポートが存在する。

    ・名前解決 (DNS サーバ)やルーティングなどに問題がある場合。

・クライアントサーバ機能をつかっても、処理が高速化されない場合もあります(マルチブロックの解析データなどには効果的です)。

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