FOCUSスパコンを利用したFrontFlow/blueのためのPointwise・FieldView設計実務セミナー
開催のご報告
▲設計実務セミナー講義の様子 |
神戸市 高度計算科学研究支援センターにおいて10月5日(水)に、FOCUSスパコンを利用したFrontFlow/blueのためのPointwise・FieldView設計実務セミナー」を、みずほ情報総研㈱、東京大学生産技術研究所革新的シミュレーション研究センター、財団法人計算科学振興財団(FOCUS)の協賛を得て開催致しました。
航空宇宙、自動車、重工、各種産業機械、電機・電子などの幅広い産業界で、複雑な物理現象を対象に高精度解を導く大規模CFD解析が普及しつつあります。
しかし、実際に解析を実行する際、CFDソルバ、大規模モデル作成用プリプロセッサ、大規模解析データ可視化用ポストプロセッサ間の接続の悪さがボトルネックになります。
今回のセミナーでは、大規模CFD解析におけるこのボトルネックを解決するモデル作成-解析実行-可視化・結果評価の一連のプロセスと、それを実現するソリューションを実際にシステムを使用して習得して頂きました。
東京大学 生産技術研究所 加藤 千幸教授のもとで開発されたLES/RANSモデルによる汎用流体解析ソフトFrontFlow/blueをFOCUSスパコン上でソルバとして使用し、メッシュ生成には、流体解析用高品質メッシュジェネレータPointwiseを、大規模CFDデータ可視化にはポストプロセッサFieldViewを使用しました。
当セミナーの参加者の皆様からアンケートで頂きましたコメントを、簡単ではありますが以下に紹介させて頂きます。
・ 大規模CFD解析に関する一通りの作業がカバーされており、概略を充分理解できました。
・ 今回初めてFrontFlow/blueを使用しましたが、実際にHPCを使用したセミナーであり、
非常に興味深い内容を受講することができました。
・ PointwiseやFieldViewを実際に体験でき、有意義な時間を過ごせました。
・ Pointwise、FieldViewがFrontFlow/blueとよく統合されており、大規模解析を手軽に実行できるのが
良くわかりました。
・ FOCUSスパコンを利用する課題があれば、スポットで利用したいと思います。
次回の第2回設計実務セミナーを、同センター内実習室にて11月末に開催する予定です。