ご好評のうちに本会は終了いたしました。
ご参加頂きましたお客様ならびにご協力頂きました皆様には深く御礼申し上げます。
ご挨拶
平成24年10月吉日
株式会社ヴァイナス
代表取締役社長 藤川 泰彦
拝啓 貴社益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は格段のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。
さて、先日、FrontFlow/blueとクラウドコンピューティング環境におけるCFD設計業務をテーマとした『クラウドコンピューティング環境に対応したFrontFlow/blueの設計実務セミナー(第1回及び第2回)』を、東京大学生産技術研究所様主催、財団法人計算科学振興財団、株式会社ヴァイナス共催、みずほ情報総研株式会社様の協力により開催し、大変ご好評のうちに終了いたしました。
定員オーバーで参加できなかった方が多数おられたため、第3回目の同セミナーを以下の要領で開催することに致しましたのでご案内させて頂きます。
FrontFlow/blueは、東京大学生産技術研究所 加藤 千幸教授のもとで開発されたLESに基づく汎用流体解析ソフトです。その特長として、非定常流れの高精度かつ短時間での予測が上げられ、主にターボ機械内部流れや空力騒音、船舶等の外部流れ及び配管等の内部流れの予測において数多くの実績をあげています。
今回のセミナーシリーズでは、業界初の取り組みとして、皆様の研究開発・設計現場でのクラウドコンピューティング環境を利用したFrontFlow/blueの実行を想定し、FOCUSスパコンシステムと会場内PCをリモートで接続し一般企業の利用環境と同様のネットワーク環境を使用します。
セミナー・演習では、FrontFlow/blueの実行のため、財団法人計算科学振興財団様のご協力のもとFOCUSスパコン上で合計48ノード(576コア)を使い、T字形配管での温度乱流混合を題材に、Pointwise17.0R2によるメッシュ生成からFrontFlow/blueでの非定常流れ場解析、FieldView13.2による大規模解析可視化、流動解析精度や計算時間に影響を与えるパラメータの変更と解析実行まで、クラウドコンピューティング環境を利用したCFD設計実務の一連の作業をご体験頂くことができ、日々の設計業務への適用を想定した実践的な内容となっております。
ご多忙中かと存じますが万障お繰り合わせの上、是非ご参加願います。
敬具
開催概要
- ● データ作成からFrontFlow/blueの計算実行、ポスト処理までを一気通貫で実行!
- ● メッシュデータ作成ではFrontFlow/blueとの接続性で定評があるPointwise 17.0R2(最新版)、ポスト処理ではCFD業界標準
FieldViewの現行バージョン13.2を使用します。 - ● 新開発!HPCクラウドコンピューティング利用支援ミドルウェアCCNVによるFOCUS活用の利便性向上
開催日時 | 2012年11月8日(木) 10:00-17:00(受付開始 9:30~)、見学会12:20-13:00 高度計算科学研究支援センター(神戸市) 2階 セミナー室 住所:神戸市中央区港島南町7-1-28 高度計算科学研究支援センター2F アクセス:神戸新交通ポートライナー「京コンピュータ前駅」より徒歩3分 |
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主催 | 東京大学生産技術研究所 革新的シミュレーション研究センター |
共催 | 財団法人計算科学振興財団、株式会社ヴァイナス |
協力 | みずほ情報総研株式会社 |
参加費 | 無料(但し、事前登録を要します。) ※ベンダー様につきましては参加をお断りさせて頂く場合がございます。予めご了承願います。 |
定員 | 20名 |
受講対象者 | FrontFlow/blueに関し: ● 研究や設計業務に適用するため本格的な利用を検討中の方 ● 計算実行において精度と安定性確保に必要なデータ作成と効率的なポスト処理を学びたい方 ● スパコン上でデータ作成・解析・ポスト処理を一気通貫で実行し実務作業におけるパフォーマンスの 大幅な向上を計りたい方 |
参加お申込み方法 | ご好評のうちに本会は終了いたしました。 |
演習の概要(予定)
Pointwise 17.0R2
流体解析用 高品質メッシュジェネレータ Pointwiseは、初めてでも判りやすい直感的な操作感を兼ね備えたメッシュジェネレータです。優れたコントロール性により解析業務の効率化とソルバの計算性能向上を実現します。FrontFlow/blueをはじめとしたCFDソルバへ広く対応しています。本セミナーでは、T字配管流れ場解析用メッシュ生成のデモンストレーションとメッシュ生成の演習を通じて具体的な操作方法をご説明します。
FrontFlow/blue-Ver.7.2
FrontFlow/blueは非圧縮流体の非定常流動を高精度に予測可能なLarge Eddy Simulation(LES)に基づいた汎用流体解析コードです。形状適合性に優れた有限要素法による離散化を採用し、流体機械や複雑形状周りの外部流、内部流の非定常乱流解析の予測が可能です。本セミナーでは、FrontWorkBenchを介したFrontFlow/blue入力データの作成、FOCUSでの並列計算、解析モニタリングなどを行なっていただけます。
FrontWorkBench Ver.2.0.0
FrontWorkBenchは次世代ものづくりシミュレーションシステム統合インターフェースです。FrontFlow/blueでの解析における前処理、入力ファイル作成、並列計算設定、計算実行、解析結果処理まで一連の作業を簡単な操作のGUIで実現することができます。
FieldView 13.2
最新バージョンのFieldView 13.2では、グラフィックスピードの大幅な向上かつ大規模並列計算の可視化に群を抜いたパフォーマンスを実現しました。さらにデータマネジメント新機能「XDBワークフロー」によりFrontFlow/blueによる大規模非定常解析データの可視化を劇的に効率化します。本セミナーでは、非定常流れ場解析のデータをFOCUSサーバー上でバッチ処理することによりXDBワークフローを実現し、大規模データに対する効率的な可視化評価などを体験頂けます。
CCNV
CCNV(Cloud Computing Navigation System)は、ヴァイナス開発の使いやすくセキュリティレベルが高いクラウドコンピューティング環境に対するリモート実行支援システムです。特にFOCUSでの利用を念頭に開発されており、本セミナーの実習時に使用します。クライアント機とFOCUS間のデータ転送やジョブの実行を簡便に行います。
FOCUSについて
FOCUSはFoundation for Computational Science(財団法人 計算科学振興財団)の略称です。スーパーコンピュータ「京」の活用を図るため、研究開発および産業利用の推進並びに広く普及啓発を行うことにより、計算科学分野の振興と産業経済の発展に寄与する目的で、平成20年4月に神戸市 ポートアイランドの計算科学センタービル内に設立されました。
詳細は、下記をご参照ください。
URL : http://www.j-focus.or.
参加者の声(第1回目、2回目のアンケートより抜粋)
- ● CCNV*が大変使い易いので、FOCUSスパコンなどのクラウド計算機活用のハードルが下がると感じました。
*CCNV=クラウドコンピューティング設計技術支援システム(株式会社ヴァイナス 開発・販売・サポート) - ● 実際にFOCUSスパコンにアクセスして計算実行を体験することができ、トレンドを把握できる大変貴重で有意義なセミナーでした。
- ● 操作方法について、的確なテキスト記述やとても丁寧な説明のおかげで、スムーズに理解できました。
- ● FFBの実用化の進捗が実感できました。
- ● FFBを使用したクラウド上での操作が学べて為になりました。自社にクラウド活用を導入する際の良い参考となりました。
...他多数
セミナープログラム(予定)
9:30-10:00 | 受付 | |||
10:00-10:20 | オープニング | |||
株式会社ヴァイナス 代表取締役社長 藤川 泰彦 |
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FOCUSのご紹介 | ||||
財団法人計算科学振興財団 専務理事 安井 宏様 |
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10:20-11:20 | FrontFlow/blue・FrontWorkBench・Pointwise・FieldView・CCNVの概要ならびに演習内容のご説明 | |||
みずほ情報総研株式会社 株式会社ヴァイナス |
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11:20-12:20 | 昼休憩 | |||
12:20-13:00 | スーパーコンピュータ「京」、FOCUSスパコン、HPCIアクセスポイント 見学ツアー | |||
13:00-16:40 | T字形配管合流部での流れ場と温度変動のLES解析演習 | |||
・PointwiseによるT字形配管のメッシュ生成 ・FrontWorkBenchによる流れ解析用入力データ作成 ・FrontFlow/blueによる流れ解析の実行 ・FieldViewによる流れ解析結果の可視化処理演習 ・解析精度に与えるメッシュリファインの影響の確認 ・総合演習とQ&A |
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みずほ情報総研株式会社 株式会社ヴァイナス |
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16:40-17:00 | クラウドコンピューティング時代の大規模解析を実現するFrontFlow/blue | |||
東京大学生産技術研究所 革新的シミュレーション研究センター センター長・教授 加藤 千幸様 |
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※記載された社名および商品名は各社の商標または登録商標です。