【Industry Seminar Part1】カーボンニュートラル・超臨界CO2・水素利用技術セミナー

ご好評のうちに本会は終了いたしました。
ご参加頂きましたお客様ならびにご協力頂きました皆様には深く御礼申し上げます。

発表ハイライト

【 特別講演(LIVE)】『臨界点をまたぐ超臨界流体のシミュレーション技術』
超臨界流体シミュレータ(SFS)を開発する過程で直面した問題点やその解決策などについて簡単にご紹介いたします。
東北大学大学院情報科学研究科情報基礎科学専攻 東北大学工学部機械知能・航空工学科航空宇宙コース 教授 山本 悟 様

【ユーザー様事例講演(LIVE)】『液体ロケットエンジンの実用超臨界圧流体シミュレーション』
CRAFT Tech社と10年来連携して機能強化に取り組んできたCRUNCH CFDについて、液体ロケットエンジンに関する実用超臨界圧流体シミュレーション事例をご紹介します。
国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構 研究開発部門 第三研究ユニット 研究領域主幹 根岸 秀世 様

【米国 CRAFT Tech社の事例紹介】
・低炭素・水素化社会に対応する次世代エネルギーシステム開発に活用されるシミュレーション技術の事例
・CO2インペラ解析モデルに対する高品質メッシュジェネレータPointwiseによりメッシュデータ生成の効率化と解析計算の安定化と高速化の事例

CRUNCH CFD V3.3Pointwise V18.4FieldView 20FieldView Parallelの最新技術と適用事例のご紹介

個別相談会:セミナー参加登録時に事前にお申込みください。

ご挨拶

2021年1月吉日
株式会社ヴァイナス
営業部

拝啓 貴社益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は格段のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。

2050年に炭素排出を実質ゼロにするカーボンニュートラル政策が決定し、発電に関わる動力装置や製鉄、化学などの産業は革新的な技術改革が求められます。
本セミナーでは、カーボンニュートラルの実現と製品性能向上の実現に求められるCFDシミュレーション技術課題にフォーカスし、課題解決のための技術とソフト ウェアをご紹介します。超臨界状態や水素を含む計算などを高精度でロバストに計算し、かつランニングコスト低減も実現する最新のソルバと、その能力を引き出すプリ&ポストプロセッサをご紹介します。

本セミナーは、大規模・高精度・高速計算の業務効率化のソリューションを基本テーマとしておりますので、自動車機器、一般産業機械など幅広い産業に有益な セミナーです。

多くの皆様のご参加をお待ちいたしております。

敬具

開催概要

開催日時 2021年3月9日(火)12:30~17:45
※開始/終了時間は、セミナーの進行等により前後することがあります。
開催方法 Web経由でご参加いただきます。
アクセス方法は、ご参加者へ追ってご案内します。
※お客様の通信環境によっては正常に受講頂けない場合がございますので予めご了承願います。対応OS・ブラウザの詳細についてはこちらをご参照ください。
主催 株式会社ヴァイナス
参加費 無料(但し、事前登録を要します。)
参加対象者 以下の課題の解決やソリューションの導入をご検討されているお客様
・相変化・圧縮性を伴うなど、複雑な流体現象の解析精度不足にお困りの方
・超臨界・極低温・真空など極限的条件の計算の安定性や精度を高めたい方
・メッシュの確実な生成と品質のコントロールを効率よく行いたい方
・大規模解析に対するデータ読込速度向上など可視化評価の生産性を向上させたい方
参加お申込み方法 ご好評のうちに本会は終了いたしました。
ご注意事項 ・お申し込み頂いた方にはセミナー開始前に閲覧URLとパスワードを記載した招待メールを配信致します。
・お客様の通信環境によっては受講できない場合がございます。予めご了承願います。
・セミナー内容は都合により変更となる場合がございますので予めご了承願います。

セミナープログラム(講義形式)

12:30 - 12:50

LIVE!

Q&A Chat

オープニング挨拶
株式会社ヴァイナス 代表取締役社長 藤川 泰彦
2050年に炭素排出を実質ゼロにするカーボンニュートラル政策の施行が決定し、エネルギーや発電、動力、輸送機器などの産業は革新的な技術改革が求められます。カーボンニュートラル政策を迎え、現在のCFDシミュレーション計算における課題を提示し、それらの対策や製品性能の向上のために、超臨界流体や水素などの計算をロバスト・高精度・高速に実行し併せてラニングコスト低減を実現する最新のCFD技術や製品を紹介します。
本セミナーは、大規模・高精度・高速計算の業務効率化のソリューションを基本テーマとしておりますので、自動車機器、一般産業機械など幅広い産業に有益なセミナーです。
12:50 - 13:30 特別講演

LIVE!

Q&A Chat

臨界点をまたぐ超臨界流体のシミュレーション技術
東北大学大学院情報科学研究科情報基礎科学専攻
東北大学工学部機械知能・航空工学科航空宇宙コース 教授 山本 悟様
気体、液体に次ぐ、第3の流体である超臨界流体が最近産業界で注目されています。超臨界流体は気体の粘度と液体の密度を有した低粘度の高密度流体です。特に臨界点近傍では、密度は連続的かつ急激に変化して、定圧比熱は極大値、音速や表面張力は極小値になります。これらの特徴を生かして、ナノ粒子生成に超臨界水を利用する研究や、超臨界二酸化炭素を発電に応用する技術開発などが進められています。超臨界流体を数値解析するためには、臨界点近傍の特異な熱物性を正確かつ安定に計算する必要があります。ここでは、我々の超臨界流体シミュレータ(SFS)を開発する過程で直面した問題点やその解決策などについて簡単にご紹介いたします。
13:30 - 14:00

LIVE!

Q&A Chat

超臨界・圧縮性・超音速対応高機能ソルバCRUNCH CFDのご紹介
弊社 技術三部 部長 博士(理工学) 川口 暁生
CRUNCH CFDは、米国NASAや国防総省からの要求に応える中で蓄積された専門技術をパッケージ化し、従来の汎用ソルバでは適用範囲外となる流体現象を解析するために開発された、高精度流体解析ソルバです。解析対象に応じて適切な状態方程式を選択出来ること、複雑な状態方程式を用いても安定に収束解が得られる、ロバストなソルバ技術が特長です。例えば亜臨界/超臨界の実在流体の状態方程式を考慮した燃焼・キャビテーションや、流体騒音、車体/航空機の空力を高精度に解析します。航空宇宙はもちろんのこと、重工、自動車、各種産業機械、電子電気など広い分野の設計支援と研究開発に活用頂ける、本製品についてご紹介します。

CRUNCH CFD V3.3

14:00 - 14:05 休憩
14:05 - 14:35

録画配信

Q&A Chat

【Part1】
低炭素・水素化社会に対応する次世代エネルギーシステム開発に活用されるシミュレーション技術の事例
米国 CRAFT Tech社 副社長 Ashvin Hosangadi, Ph.D.

CRUNCH CFD

14:35-15:05
【Part2】
低炭素・水素化社会に対応する次世代エネルギーシステム開発に活用されるシミュレーション技術の事例
米国 CRAFT Tech社 Andrea Zambon, Ph.D.
  【Part1】【Part2】のアブストラクト
将来の低炭素エネルギーシステムは再生可能エネルギーを主力としつつ、その負荷変動をカバーするための小型分散型発電システムが必須となります。またグリーンエネルギーの一つである太陽熱集中型発電(CSP)設備は、例えば超臨界CO2サイクルなどの水を必要としない発電サイクル活用が前提になると予想されます。再生可能エネルギーシステムはまた、グリーン水素と現在のガスタービンシステムに基づく貯蔵・バックアップ発電を特徴とし、水素利用拡大を前提とした幅広い燃料ブレンドに適応する必要があります。
本講演では、これら将来のシステムの設計支援に関する技術的課題とシミュレーション自体の課題に着目し、また特にCRUNCH CFD®の高精度モデリング機能を紹介します。前半では熱力学的効果を伴う凝縮液滴とキャビテーションについて、それぞれの相変化計算により、臨界点付近で運転するターボ機械をモデル化するための高度な解析機能に焦点を当てます。後半では、水素ベース燃料のガスタービンと、非常に高圧で運転される酸素添加燃焼器における、燃焼シミュレーション機能を紹介します。実在流体の熱力学効果と乱流・化学反応相互作用に基づく、初期火炎とNOX生成解析のための、大規模な詳細化学反応モデルによる効率的な燃焼モデリング技術が示され、実機データによる検証も行われます。
15:05 - 15:45 ユーザー様事例講演

LIVE!

Q&A Chat

液体ロケットエンジンの実用超臨界圧流体シミュレーション
国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構 研究開発部門 第三研究ユニット
研究領域主幹 根岸 秀世 様
典型的な高性能液体ロケットエンジンは、燃料に液体水素、酸化剤に液体酸素を使用し、それらの臨界圧力点を超える高圧(100気圧以上)で混合し燃焼させ、100 ton以上の推力を発生させます。水素と酸素は、数気圧程度に加圧された推進薬タンクからポンプを介して数100気圧まで昇圧され、燃焼器の冷却やタービン駆動の作動流体として使用しつつ、燃焼器に供給されます。そのため、エンジン内部は超臨界圧下における乱流、伝熱、燃焼等が混在するマルチフィジックス環境となり、その数値シミュレーションは非常にチャレンジングです。本講演では、CRAFT Tech社と10年来連携して機能強化に取り組んできたCRUNCH CFDについて、液体ロケットエンジンに関する実用超臨界圧流体シミュレーション事例をご紹介します。

CRUNCH CFD

15:45 - 15:50 休憩
15:50 - 16:20

LIVE!

Q&A Chat

難易度の高い複雑な流れの解析に必要なメッシュをボトムアップアプローチにより確実に、ロバストに生成するプリ処理技術
弊社 技術一部 大坪 俊介
CRUNCH CFDが要求する難易度の高い複雑な流れの解析に必要なメッシュをボトムアップアプローチにより確実に、ロバストに生成するメッシュジェネレータPointwiseの概要とケーススタディを紹介します。

Pointwise V18.4

16:20 - 16:50

録画配信

Q&A Chat

高品質メッシュジェネレータPointwiseによるCO2インペラ解析モデルへのメッシュデータ生成の効率化と解析計算の安定化と高速化の事例
米国 CRAFT Tech社 Tim Weathers
CRAFT Tech社では、超臨界CO2パワーサイクルの設計に向けた実流体熱力学シミュレーションを実施しています。液相と気相の間の遷移現象、並びに超臨界状態での流体の挙動を安定して精度よく解くためには、適切なメッシュ解像度をもつ高品質なメッシュが必要不可欠です。そこで、CRAFT Tech社では、このメッシュ生成を実現するメッシュジェネレータPointwiseを、20年以上にわたって社内標準のメッシュジェネレータとして利用しています。
本講演では、Pointwiseを用い実施した超臨界CO2圧縮機のインペラ周りへのメッシュ生成事例を中心に、超臨界流体においてもロバストで高精度モデリング機能有するCRUNCH CFDのパフォーマンスを最大限に発揮するためのメッシュ生成について紹介します。

Pointwise

CRUNCH CFD

16:50 - 17:10

LIVE!

Q&A Chat

大規模並列計算データの高速読込を可能とするFIeldView ParallelによるCFDポストプロセスの効率化と最新版FieldView 20のご紹介
弊社 技術一部 鈴木 洋之
並列解析された大規模CFD解析結果を独自の技術で高速読込とグラフィック表示を可能とするFiledView Parallellと最新版FieldView 20を紹介します。

FieldView Parallel

FieldView 20

17:10 - 17:15

LIVE!

閉会の挨拶
弊社 第一営業部 部長 伊達 雅人
17:15 - 17:45

LIVE!

個別相談会(セミナー参加登録時に事前にお申込みください)

※プログラムは都合により変更となる場合があります。予めご了承願います。
※記載された社名および商品名は各社の商標または登録商標です。

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