マルチサーバーCAE実行システム CCNV

機能

ファイル転送

用途やシステム環境に合わせて効率的なファイル転送を選択できます。

C1転送モード

 SFTP(マルチセッション)による安全かつ効率的なファイル転送

C2転送モード

 C1転送モードに加え、1ファイルをマルチセッションで並列転送

 バックアップファイルなど単一の大容量ファイルに効果的

C3高速ファイル転送モード(有償オプション)

 UDPによる高速ファイル転送

 大容量、多数のファイル転送に効果的

ファイル転送機能

圧縮ファイル転送

データ転送量を削減して効率的にファイル転送&バックアップできます。

  • 選択ファイルの圧縮、ファイル転送、展開を自動実行
  • ディレクトリのバックアップに最適
  • 普段利用している外部アーカイバを利用可

圧縮ファイル転送

リモート編集

PCからHPCサーバー上のファイルをPCの使い慣れたアプリケーションで表示・編集ができます。

PCからHPCサーバー上のファイルをPCのアプリケーションで表示・編集

  • ファイルタイプに関連付けられたアプリケーションで編集・表示
  • 関連付けられていないテキストファイルに使用するエディタを設定可能
  • 多段ログインの必要なシステムでもHPCサーバーのファイルを直接編集

ストレージモニター

ストレージモニター

リモートサーバーのストレージの利用状況をワンクリックで確認できます。

ストレージモニター

ジョブ実行モニター

各種ジョブスケジューラに対応したGUIから簡単に計算ジョブを実行、モニタリングができます。ジョブ実行GUIは設定ファイルでGUIをカスタマイズできます。

IBM Cloud

  • ジョブの実行、停止、計算状況の表示
  • テンプレートでユーザー環境に適用可能
  • 設定ファイルで入力フィールドなどのGUIカスタマイズが可能

ジョブスケジューラ 対応・実績

【対応ジョブスケジューラ例】

・SLURM ・PBS/TORQUE ・NQS/NQS2 ・SGE/UGE
・LSF/LAVA ・CONDOR ・FUJITSU TCS

【各スパコンのジョブスケジューラに対応】

・FOCUSスパコン
・スーパーコンピュータ「富岳」
・JAMSTEC 大規模共有メモリシステム、地球シミュレータ
・名古屋大学情報基盤センター スーパーコンピュータシステム
・JAXA スーパーコンピュータシステム
他、主要なスパコンのジョブスケジューラに対応しています。

固有のジョブキューやスクリプトなどはテンプレートファイルによりお客様環境に適用できます。
対応の必要なジョブスケジューラがあれば、ご相談ください。

ジョブ収束モニター

HPCサーバー上で計算実行中の収束グラフを、PCから簡単に確認することができます。これにより、計算の発散、収束の確認が容易になり、計算を継続するか否かを迅速に判断できます。

ソルバ実行中の収束グラフのモニタリング表示

ソルバーインターフェイス

ソルバー実行専用のGUIで簡単にジョブを実行、管理できます。PC上の入力データを指定してHPCでジョブ実行する一連の手順を自動実行できます。

ファイル転送、ジョブ実行、結果データ取得など一連の処理を自動処理

  • ソルバーやバッチ処理専用のジョブ実行GUI
  • HPCでのジョブ実行を統合管理
  • PCからHPCへファイル転送、ジョブ実行、結果ファイルの取得など、一連の処理を自動処理
  • 実行中、実行済みジョブの管理、収束グラフモニター、標準出力、標準エラーの表示が可能

ソルバインターフェイス

Calcサーバー料金試算

各種クラウドコンピュータサービスの複雑な料金概算を瞬時に見積試算して表示することができます。

メモリやCPUの単位をそろえることで、入力しやすく、早く料金を比較することができます。必要な作業は使用する計算設備(コア数、メモリ容量、ディスク容量等)の数量等をGUIから入力するのみです。(料金は概算ですので、実際の請求料金とは異なる場合があります。あらかじめご了承ください。)

複雑な料金概算を瞬時に見積り表示

  • 使用する計算設備をGUIから間単に選択
  • 標準対応クラウド環境:FOCUSスパコン、AWS(専用環境の機能開発を承ります【有償サービス】)
  • 複数のクラウドコンピュータサービスから、最も料金が安く最も適した設備を自動的に選択可能にします(将来予定)

クラウドサーバーの選択と料金試算機能

Amazon S3 接続

Amazon S3および互換のストレージサービスに接続できます。ローカル・HPC・オンラインストレージ間でデータを管理できます。

  • 社内サーバー・AWS・社外HPCのハイブリッド利用
  • CFDデータの保存用にAWS S3を利用。計算サーバーのデータをAWS S3へバックアップ
  • 計算サーバーの利用と同様に一貫したGUI環境で利便性が向上

Amazon S3準拠ストレージ利用

AWSのアイコンはAmazon Web Services, Inc. または関連会社の商用です

管理機能

接続先サーバーの自動設定

管理者は接続先サーバーを制限できかつ利用者の利便性を向上できます。管理者が接続先のサーバー情報を設定することで、利用者は自動配信されるサーバー設定にアカウントと認証情報を入力するだけで、HPCを利用できます。

接続先サーバー設定のテンプレート配信イメージ

ジョブ実行設定の自動配信

管理者は計算ジョブを実行するための設定ファイルを配信できます。利用者は最新の設定でジョブを実行できます。

ジョブ実行機能のテンプレート配置イメージ

利用ユーザーのライセンス管理

管理者はHPCセンターを利用するCCNVユーザーを管理できます。ライセンスの使用状況や利用時間などをポータルから確認できます。

利用ユーザー・ライセンス管理イメージ

有償オプション

ソルバーパッケージ

CAEアプリケーションを専用GUIからジョブ実行・管理

事前に用意されたジョブ実行GUIを利用

ソルバーへの入力パラメーターをCCNVで設定して簡単にジョブ投入が可能

対応ソルバー一覧
<構造解析>
 ・MSC Nastran
 ・MARC
<流体解析>
 ・scFLOW
 ・SCRYU/Tetra

ソルバパッケージ

C3 高速ファイル転送

スパコンで計算した大容量・多数のファイルを高速にデータ転送できます。また、他の通信トラフィックの状況に合わせて通信帯域幅を自動制御するので、他の通信と共存して効率よくデータを転送できます。

1GBファイルの転送時間(イメージ)

大容量、多数ファイルの高効率なファイル転送

  • 長距離間や低品質回線でも安定した高速転送
  • SFTPなどと比較して数倍~十数倍以上のパフォーマンス
  • ストリーミング転送により多数ファイル転送時のオーバーヘッドを削減
  • FOCUSスパコンにも対応

動的な帯域制御により、他の通信と共存

  • 他の通信トラフィックが存在する場合、消費する通信帯域幅が公平になるように自動調整
  • 最大帯域消費量の制限により、他業務で使用する通信帯域幅を確保することが可能

C3ファイル転送モードによる高速化事例

“C3転送モードを利用することで、転送速度は25MiB/s以上となり、通常転送よりも10倍速くなりました。“
プラントメーカーC社様(2015年4月)

CCNV C3とSFTPのファイル転送の比較

動画でCCNV C3とSFTPのファイル転送の比較をご覧いただけます。※音声は流れません。

FOCUS C3高速ファイル転送サービス

FOCUSスパコン専用の高速ファイル転送サービスです。FOCUSスパコンのデータを高速かつ安全にファイル転送ができます。

  • FOCUSスパコンの大量のデータをオンラインで高速バックアップ
  • C1, C2転送モード(FOCUS回線)との併用で合計2Gbps分の回線を利用可能

FOCUS 高速ファイル転送(FOCUS C3転送モード)

アカウントマネージャー

CCNVの利用状況をレポートする管理機能です。管理部門で必要なユーザー単位、プロジェクト単位、部門単位などの利用状況の管理・レポートができます。

HPCサーバー利用状況(利用時間やファイル転送容量など)を確認

  • アクセスしているHPCサーバーの利用状況をグラフで表示
  • 複数のクラウドHPCサーバーの利用状況をレポート
  • FOCUSスパコンの場合は利用料金を重ねて表示

マイ・アカウンティングレポート機能