13:00 - 13:10 | オープニング挨拶 - 大規模・高精度・高速計算と最適設計のためのソリューション | ||
株式会社ヴァイナス 代表取締役社長 藤川 泰彦 |
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13:10 - 13:30 | 緊急特別講演(LIVE) | ||
「富岳」で計算したコロナウイルスの飛散拡散シミュレーション | |||
理研が開発し富岳に実装を進めている超大規模熱流体解析ソフトCUBEを用いて、既存の飛沫計算では難しかった、精度かつ大規模な系でのシミュレーションを行います。 ウイルス感染の内、くしゃみ、せき、発話等で発生する飛沫による感染は、飛沫の飛散経路が感染者と非感染者の間の空気の流れや湿度、温度等に大きく依存します。また新型コロナウイルスについては、通常の飛沫感染に加えて飛沫が空気中で微小化したエアロゾルでの感染の可能性も示唆されています。微小飛沫であるエアロゾルはより長時間空気中を漂うことから、飛沫感染リスクの評価と感染予防対策の提言のためには、飛沫の飛散経路を正しく予測し、周囲流れの影響が感染にどのような影響を与えるのかを正しく推定する必要があります。本課題では、最新鋭スパコンの富岳を用いて、通勤列車内、オフィス、教室、病室といった室内環境において、新型コロナウイルス飛沫の飛散シミュレーションを行い、様々な条件下での感染リスク評価を行った上で、空調、換気、パーティション等を活用した感染リスク低減対策の提案を行います。 |
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国立研究開発法人理化学研究所 計算科学研究センター 教授 坪倉 誠 様 | |||
13:30 - 14:10 | 基調講演 | ||
「富岳」の時代の大規模流体計算と設計最適化 | |||
「京」の次のフラッグシップ計算機である「富岳」の開発・整備は順調に進められており、2021年度中にはその全系を用いた共用が開始される予定です。「富岳」は汎用性、高速性ともに優れたスパコンであり、「京」の50倍以上の高速計算が実現できます。本講演では、「富岳」をはじめとした最新鋭の計算機による、数値風洞や数値曳航水槽の実現可能性や第一原理的な数値計算を駆使した設計最適化について展望します。 | |||
東京大学生産技術研究所 教授 加藤 千幸 様 | |||
14:10 - 15:00 | CFDの部(プリポスト) | ||
FieldView 19によるCFD設計性能評価とヴァイナスによるCFDワークフロー構築コンサルティングサービスのご案内 |
FieldView |
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ヴァイナスでは、様々な分野のユーザーの皆様における流体解析の業務効率化をサポートするソリューションを提案しています。 特にポストプロセスについては、設立以来販売・サポートを続けているFieldViewを中心に、エキスパートエンジニアのノウハウを継承・共有するための評価手法のシステム化や、定型的な繰り返し処理の自動化・レポート処理など、広い分野で多岐にわたるサービスを提供してきました。 今回は2020年3月リリースの最新バージョンFieldView 19のマルチスレッド対応による処理の高速化や境界面表示の操作性向上、サーフェスフロー表示の機能強化などの新機能をデモンストレーションを交えて紹介するとともに、ヴァイナスでのCFDワークフロー構築サービスについて紹介します。 |
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技術一部 鈴木 洋之 | |||
【FieldView開発元発表】 米国 FieldView CFD社による新機能情報・開発情報と自動車や航空宇宙分野での適用事例のご紹介 |
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FieldViewは2019年10月に設立されたFieldView CFD社に開発・販売体制が移行されました。日本国内のお客様へはヴァイナスとFieldView CFD社により、今後も変わらず販売とサポートサービスを提供いたします。今回の講演ではFieldView最新バージョンのご紹介と今後の開発計画、ならびに自動車や航空宇宙分野での適用事例などどをご紹介します。 | |||
米国 FieldView CFD社 FieldViewビジネスディレクター Mr. Yves-Marie Lefebvre | |||
15:00 - 15:30 | FBasis V1.3 解析概要とパナソニックエコシステムズ様の換気扇の騒音低減へ適用事例をご紹介 | FBasis V1 HELYX |
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流体振動・騒音解析のための機械学習処理によるPOD・DMDシステム FBasis V1は世界初のPOD・DMD商用パッケージシステムです。大規模非定常データから高速かつ簡単に特徴的振動構造を抽出でき、支配的な流体振動現象の理解、騒音源の特定が可能です。本発表では、FBasis解析概要と、パナソニックエコシステムズ株式会社様の適用事例(換気扇の騒音低減への適用)を紹介します。 | |||
先行技術適用部 小杉 範仁 | |||
15:30 - 16:20 | Pointwise V18.3最新情報と航空機設計のためのCFDメッシュ自動生成 | Pointwise ANSYS FENSAP-ICE ANSYS Fluent CRUNCH |
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最新版PointwiseV18.3では、非構造のヘキサをベースにしたHex-CoreメッシュやライセンスフリーのPointwise Viewer、CAD形状に応じたセルサイズ自動調整機能の強化など多数の新機能を追加しています。 本セッションでは、Pointwiseの開発情報やサポート情報、スクリプト機能Glyphを用いた業務効率化・生産性向上の事例として、ボンバルディア社での航空機設計に向けたメッシュ自動生成事例を紹介します。 |
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技術一部 大坪 俊介 | |||
【Pointwise開発元発表】 Pointwiseとメッシュ生成オートメーション事例(英国 クランフィールド大学)とPointwiseの最新の開発情報 |
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本セッションでは、超臨界二酸化炭素コンプレッサの羽根車高性能化設計のためのT-Rexメッシュ生成(CRAFT Tech社)や、自動運転車の安全性向上のためのCFD解析メッシュ生成時間を大幅に短縮する手法(英国 クランフィールド大学)などのユーザ事例と、最新のPointwise製品開発情報をご紹介いたします。 | |||
米国 Pointwise社 上級副社長 Dr. Richard J. Matus | |||
16:20 - 17:10 | CFDの部(ソルバ) | ||
HELYX-CoreとHELYX-Adjointによる流体解析の高度化・効率化・コストダウンとトポロジ最適化 | HELYX HELYX-Adjoint |
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OpenFOAMをコアにしたオープンソースCFDソフトウェアHELYXは、CFD設計現場で簡単に使えるOpenFOAMとしてソルバの安定性や操作性の向上、メッシュジェネレータの機能強化などが進められています。またアドオンツールのトポロジ・形状最適化ソルバHELYX-Adjointは、ナビエ–ストークス方程式と感度に関するAdjoint方程式を連成させて解くことにより、短時間ですべての設計変数に関する感度を求め、得られた感度分布に基づく最適形状を求めることができるものです。 今回のセミナーではHELYXの最新技術開発動向に加えて、自動車分野などでの最新適用事例、CFD設計開発を効率化するワークフロー構築などについて、デモンストレーションも交えてご紹介します。 |
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技術一部 部長 澤 芳幸 | |||
【HELYX開発元発表】 HELYXとHELYX-Adjointを代表とするアドオンモジュールの最新技術と開発計画とドイツ・フォルクスワーゲン社との共同研究による適用事例のご紹介 |
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EGNGYS社は設計現場で使えるOpenFOAMの開発をコンセプトに、設立以来10年以上にわたってオープンソースソフトウェアの利点を活かして世界のCFD設計開発を支えてきました。今年のヴァイナス春セミナーでは、HELYXとHELYX-Adjointを代表とするアドオンモジュールの最新技術と開発計画、ドイツ・フォルクスワーゲン社との共同研究によるHVACダクトのマルチポイント・アジョイント最適化設計ケーススタディをご紹介します。 | |||
英国 Engys社 マネージングディレクター Dr. Eugene de Villiers | |||
17:10 - 17:20 | 閉会の挨拶 |
<開発元発表についてご案内>
海外開発元からの発表は録画講演となり英語にて行いますが、日本語による字幕の解説が入ります。
※プログラムは都合により変更となる場合があります。予めご了承願います。
※記載された社名および商品名は各社の商標または登録商標です。
13:00 - 13:15 | オープニング挨拶 - 大規模・高精度・高速計算と最適設計のためのソリューション | ||
株式会社ヴァイナス 代表取締役社長 藤川 泰彦 |
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13:15 - 13:55 | 基調講演 ※初日の講演の再配信となります。 | ||
「富岳」の時代の大規模流体計算と設計最適化 | |||
「京」の次のフラッグシップ計算機である「富岳」の開発・整備は順調に進められており、2021年度中にはその全系を用いた共用が開始される予定です。「富岳」は汎用性、高速性ともに優れたスパコンであり、「京」の50倍以上の高速計算が実現できます。本講演では、「富岳」をはじめとした最新鋭の計算機による、数値風洞や数値曳航水槽の実現可能性や第一原理的な数値計算を駆使した設計最適化について展望します。 | |||
東京大学生産技術研究所 教授 加藤 千幸 様 | |||
13:55 - 14:25 | HPCの部 | ||
ヴァイナスのHPCアプリケーション開発サービスと高速ファイル転送などクラウドコンピュータを効率的に利用するためのソリューションと事例の紹介 | CCNV SMS 高速計算 |
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HPCプログラム開発、並列高速化チューニングや自動化システムの構築、HPCクラウド利用時のCCNV高速ファイル転送の活用事例などを交え、HPCやクラウドコンピュータを効率的に利用するためのソリューションを紹介します。 | |||
プロジェクト推進部 部長 森本 賢治 | |||
14:25 - 14:55 | 最適設計の部 | ||
高速多目的最適設計システム iDIOS V1.3の新アルゴリズムとマツダ様の事例による多目的最適設計の定量的効果のご紹介 | iDIOS HELYX New Sculptor Ls-Dyna MSC Nastran |
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新たに搭載しました最適探査アルゴリズム、MOEA/D、VHarmo-EAの特徴をiDIOS-Baseの操作を交えてご紹介、ならびに、LS-DynaとMSC Nastranを使った3車種を対象にした車両軽量化の多目的最適化をマツダ株式会社様の事例をご説明いたします。 | |||
技術二部 部長 鈴木 信行 | |||
14:55 - 15:45 | New Sculptor v3.9 新機能とファン翼・自動車車両空力形状最適化事例のご紹介 | New Sculptor HELYX ANSYS Fluent |
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変形された解析メッシュのスムージング等NewSculptor v3.9の新機能、ファン翼や車両空力に関する形状最適化による性能改善検討事例、ならびに3Dスキャン形状の解析メッシュ作成により実モデルの解析を効率化した事例をご紹介します。 | |||
技術二部 山本 幸広 | |||
【New Sculptor開発元発表】 米国 Optimal Solutions Software社による新機能情報・開発情報とPratt & Whitney社などの適用事例をご紹介 |
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ヒーリング機能、スムージング機能など次期バージョンv3.9に搭載予定の機能を紹介します。併せて、形状最適化や形状合わせ込み(Shape Matching)に関する、Pratt & Whitney タービン翼、 Cummins 排気管、Harley Davidson エンジンなど、各社の海外での適用事例をご紹介します。 | |||
米国 Optimal Solutions Software社 CTO(最高技術責任者)Mark D. Landon, Ph.D. | |||
15:45 - 15:55 | 閉会の挨拶 |
<開発元発表についてご案内>
海外開発元からの発表は録画講演となり英語にて行いますが、日本語による字幕の解説が入ります。
※プログラムは都合により変更となる場合があります。予めご了承願います。
※記載された社名および商品名は各社の商標または登録商標です。