大規模・高精度CFDソリューションセミナー2009 エンジン燃焼、キャビテーション、空力騒音などの大規模計算を高度かつ低価格で実現する最新のCFDソフトウェアとHPCサーバーをご紹介 ★従来の汎用CFDソルバとHPCサーバーでは困難な技術的・経済的課題の克服! 最高の性能と最小の運用コスト! ・高難易度の流体物理(燃焼、キャビテーション、空力騒音)の高精度計算の事例紹介! ・大規模並列でも変わらぬリニアなスケーラビリティと固定型のライセンス料金! ・数億点以上の大規模解析の軽快な可視化!  ・中~大規模の各条件に応じた具体的なシステム構成をご紹介! ★ポストプロセッサの次期リリース「FieldView V12.2」とその並列サーバー対応モジュール「FieldView Parallel」をご紹介! ~CFD解析結果の可視化をサーバ・クライアント環境で実施する高いグラフィック性能を実現! 《日本初リリース 新製品紹介》 ・CONVERGE エンジン燃焼解析専用ソルバ(完全自動メッシング機能搭載) ~米国ウィスコンシン大学のエンジン研究の専門家集団による開発!(開発元:米国 Convergent Science社) ・CRUNCH CFD 高機能・高精度流体解析ソルバ~NASAや米国防総省の要求で開発された優れた技術を適用!(開発元:米国CRAFT Tech社) 【名古屋】 7月29日(水)、【東京】 7月31日(金) 主催:株式会社ヴァイナス 協賛:クレイ・ジャパン・インク

ご好評のうちに本会は終了いたしました。
ご参加頂きましたお客様ならびにご協力頂きました皆様には深く御礼申し上げます。

ご質問への回答集(Q&A)

 | 開催概要 | プログラム | ご質問への回答集(Q&A) | 

高機能・高精度流体解析ソルバ CRUNCH CFDのご紹介と主要解析機能
高難易度の流体物理への挑戦 CRUNCH CFDの適用事例

1.CRUNCH CFDが適する解析対象は?
1.実在流体の状態方程式が必要な液体ロケットエンジンの燃焼、非定常大規模な気泡剥離を伴うキャビテーション、高精度を必要とする音響問題、極超音速流れなどです。
2.Hybrid RANS-LESモデルはDES (Detached eddy simulation)のことですか?
2.いえ、DESとは異なるものです。CRUNCH CFDのHybrid LES-RANSモデルは壁の存在は直接には意識せずに、局所情報に基づきLESとRANSのブレンド比を連続的に変更しています。
3.気相中での液体噴霧は、超臨界よりも亜臨界の方が計算が困難と思いますが、事例はありますか。
3.ご指摘の通り、混相流モデルを省ける超臨界よりも、亜臨界の方が計算は困難です。開発元では、オイラー法に基づき、気液界面からの一次微粒化、液滴の二次微粒化、蒸発と燃焼を統一的に計算する技術を開発しています。おそらく、他に事例は存在しないものと思います。
4.気液混相流の圧縮性について。局所的な音速は考慮されているのでしょうか。
4.はい。されています。局所の気相体積分率に基づき、算出します。
5.CRUNCH CFDでのHybrid RANS-LESモデルで、LESとRANSモデルの区別はどうしていますか?
5.局所渦スケールとメッシュのサイズで判断しており、LESとRANSのブレンド比を連続的に変更しており、DESのようなつなぎ部での不連続性はありません。

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FieldView12.2次期リリースの紹介 ~HPC環境での大規模計算の可視化~

6.クライアントサーバ使用時に、サーバ側にグラフィックカードは必要ですか?
6.サーバマシンでは表示に必要な座標値取得の処理のみを行い、クライアント側でのポスト処理画像表示に必要なデータのみを転送しますので、グラフィック表示のための処理はサーバ側では行いません。このため、グラフィックカードやディスプレイモニタはサーバマシンでは必要とされません。
7.クライアントサーバ機能において、サーバマシンとクライアントを同一マシンでも使うことができますか?
7.可能です。このような環境下で、FieldView Parallelの起動も可能です。今回のバージョンアップでは、Windows64bit環境においても同様の環境でFieldViewをご利用いただけます。
8.12.2から4並列が無料で使えるようになるが、Large Data Optionとどちらが速いか?
8.並列版は可視化処理を並列実行することで高速化するのに対し、Large Data Optionはデータファイルへのアクセスを低減することにより処理を高速化する仕組みです。このように、両者は異なる仕組みですので、高速化の効果の度合はケースバイケースとなります。もちろん、両者を併用することも可能です。
9.FVXでGUIを作っているが、ボタンの配置などでかなり制約があるが何とかならないか?
9.現状はLinuxでPythonがサポートされていますので、日本語やFVXのコマンドでサポートされていない形式のボタン、リストボックスなどを含めたGUIの開発が可能です。なお、Windows版でも将来バージョンでPythonがサポートされる予定です。

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完全自動メッシング機能搭載 エンジン燃焼解析専用ソルバ 新製品 CONVERGEのご紹介

10.筒内燃焼の事例で、バルブやピストンなどの移動壁定義の設定を、具体的操作のイメージで教えて下さい。
10.設定は非常に簡単です。移動壁を境界名で定義し、テキストファイルで移動の方向余弦や(時間-変位)の表を指定します。ピストン変位は自動計算です。
11.自社の燃焼モデルを組み込むことは可能ですか?
11.可能です。選択肢は3つあり、(1)モデル開発をCSI社に依頼、(2)自社モデルのソースコードを提供しCSI社が組み込み、(3)ユーザーサブルーチンによる自社組み込み(現在開発中)
12.流体内部でのメッシュ精細化と壁面形状の表し方は?
12.流体内部では、直交メッシュを田の字型に細分化させます。壁面はカットセルにより境界形状を表現します。
13.バルブの往復可動部では、スライディングメッシュを用いていますか?
13.CONVERGEにはスライディングメッシュの概念はございません。バルブの移動に応じてメッシュを切り直しています。
14.ポストはやはりFieldViewが良いのですか?
14.はい。FieldViewを推奨します。通常の図示に止まらず、ユーザーに固有の評価指標のグラフを自動表示させるカスタマイズが可能でり、的確な評価を効率的に行うことができます。

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