ターボ機械設計効率化セミナー2011

ご挨拶

平成23年6月吉日
株式会社ヴァイナス
営業部

拝啓 貴社益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。

ターボ機械設計現場では、過去から続くファン、ポンプ、圧縮機、タービン、水車などの更なる高効率化だけではなく、ターボ機械羽根の高速回転による小型・軽量化、運転領域の拡大と安定性能化など、流体性能向上が求められる開発課題は数多く存在します。

弊社ではこうした開発課題への対応に求められるターボ機械CFD設計の最新情報をご提供するため、ターボ機械開発・設計に携わる全ての皆様を対象に、この度、『ターボ機械設計効率化セミナー2011』を開催いたしますのでご案内させて頂きます。詳細は下記をご参照願います。

今回は、英国Advanced Design Technology社の取締役でありロンドン大学(UCL)教授を務めるMehrdad Zangeneh氏を迎え、ターボ機械設計の最新事例と将来の展望をご紹介頂きます。Zangeneh氏は、3次元逆解法理論による翼設計手法を確立し、流体力学的アプローチからターボ機械の翼形状を設計する3次元逆解法による翼形状設計ソフトウェアパッケージ「TURBOdesign Suite」の開発に携わりました。

本セミナーでは、本年夏リリース予定の新バージョン「TURBOdesign Suite 5.0」に新たに搭載予定の、逆解法ボリュート設計、子午面流路形状設計、ターボ機械最適設計各モジュールの活用方法を、具体的な事例を交えてご紹介するとともに、新バージョンで機能強化されるターボ機械専用流体解析モジュールの新機能をご紹介致します。

また、流体性能だけではなく強度・振動・疲労などの構造分野の設計要求を満たすために取り組みが始まりつつある、ターボ機械の流体構造の複合領域における最適設計の事例と、将来の構造設計機能搭載に向けたロードマップを発表します。

さらに、弊社からは、ターボ機械CFD設計を効率化するプリポストシステムの「BladeMaster III」「TurboReporter III」や、最適設計システム「SCULPTOR V2.4」、CADモデルの取り扱いを効率化する「TransMagic R8sp5」等の製品の連携によりターボ機械CFD設計を総合的に効率化するためのソリューションも併せてご紹介します。

ターボ機械設計に携わる皆様には、ご業務に直接お役立ていただける最新情報をご提供させて頂けるものと存じます。ご多忙中かと存じますが万障お繰り合わせの上、是非ご参加願います。

敬具

開催概要

セミナープログラム(予定)

09:30 - 10:00	受付
10:00 - 10:20	ご挨拶
	株式会社 ヴァイナス 代表取締役社長　藤川　泰彦
10:20 - 10:50	ターボ機械の流体設計を総合的に行う TURBOdesign Suite 5 最新情報のご紹介
	1次元性能予測から3次元翼最適化設計までターボ機械の流体設計を総合的に行うことが可能になったTURBOdesign Suite 5.0の概要と新機能をご紹介します。またTURBOdesign Suiteの中心となる3次元翼設計モジュールTURBOdesign1に搭載されている三次元逆解法の基本的な考え方と、逆解法の活用により性能向上につながる仕組みを解説します。
	株式会社ヴァイナス 技術一部 プロダクトグループ　山本　幸広
10:50 - 11:50				ターボ機械統合設計システムへの進化を遂げた TURBOdesign Suite 5 の新モジュール 「TURBOdesign Volute」「TURBOdesign Pre」「TURBOdesign Optima」 機能のご紹介と活用方法のご提案
				最新バージョンTURBOdesign Suite 5.0 に新たに搭載された、ボリュート設計モジュール「TURBOdesign Volute」, 子午面流路設計モジュール「TURBOdesign Pre」, 最適化設計モジュール「TURBOdesign Optima」のそれぞれに関して、機能と活用方法を、具体的な事例を用いて紹介します。 ※逐次通訳あり
	英国Advanced Design Technology社 Professor Mehrdad Zangeneh
11:50 - 12:00	Q & A
12:00 - 13:20	昼休憩およびデモンストレーション
13:20 - 13:50	ターボ機械専用流体解析モジュールTURBOdesign CFDによる性能評価
	TURBOdesign1から出力される翼形状から短時間にソルバ実行し性能評価ができるターボ機械専用CFD流体解析モジュールTURBOdesign CFDをご紹介します。最新バージョンTURBOdesign Suite 5.0に搭載された乱流モデルによる精度向上や、複数段落解析など、最新機能と解析事例を紹介します。 ※逐次通訳あり
	英国Advanced Design Technology社 Professor Mehrdad Zangeneh
13:50 - 14:10	TURBOdesignによるターボ機械の流体・構造連成最適化設計事例と 今後のTURBOdesign Suite開発計画
	ターボ機械設計は、TURBOdesignがカバーしている流体分野だけでなく、強度・振動・疲労などの構造分野の問題も検討する必要があり、しばしばその両者はトレードオフの関係となる等、解決が困難な課題となります。ここでは、圧縮機インペラを対象とした流体・構造連成最適化により空力性能と構造強度の両者を満足する設計を実現した事例を紹介し、併せて将来のTURBOdesign Suiteの構造設計への展開について述べます。 ※逐次通訳あり
	英国Advanced Design Technology社 Professor Mehrdad Zangeneh
14:10 - 14:25	コーヒーブレイクおよびデモ
14:25 - 15:40	3次元逆解法を用いた様々なターボ機械への逆解法適用と最適化の連携の事例
	ターボ機械に要求される性能は効率の他にも多岐にわたる項目が挙げられ、逆解法により改善を果たしています。TURBOdesign1に搭載されている3次元逆解法の各種ターボ機械への適用例として、多目的最適化との連携を含む以下の適用事例をご紹介します。 ※逐次通訳あり 【適用事例】 ・ファン騒音低減事例 ・ポンプ多目的最適化事例 ・タービン性能改善事例
	英国Advanced Design Technology社 Professor Mehrdad Zangeneh
15:40 - 15:50	Q & A
15:50 - 16:05	コーヒーブレイクおよびデモ
16:05 - 16:25	ターボ機械専用Gridgen/FieldViewアドオンプログラム 「BladeMaster III」「TurboReporter III」によるCFD設計の効率化
	ターボ機械CFDのさらなる精度向上のためには、高い品質の解析メッシュ生成と詳細な流れ場・渦構造の把握が必要です。これらを実現する、流体解析用・高品質メッシュジェネレータGridgenアドオン・ターボ機械自動メッシュ生成システム「BladeMasterⅢ」ならびにCFDインテリジェント・ポストプロセッサFieldViewアドオン自動レポートシステム「TurboReporter Ⅲ」を、デモを交えてご紹介します。
	株式会社ヴァイナス 技術一部 プロダクトグループ　鈴木　洋之
16:25 - 16:45	SCULPTOR V2.4によるターボ機械多目的最適化設計と TURBOdesign Suiteとの連携による設計性能の向上
	SCULPTORの高速なメッシュ・ジオメトリのモーフィング機能により自由曲面の多いターボ機械翼形状のパラメータスタディを効率化します。 今回は次期バージョンSCULPTOR V2.4に新しく搭載される多目的最適化設計機能と導入効果をデモを交えてご紹介します。
	株式会社ヴァイナス 技術一部 プロダクトグループ　山本　幸広
16:45 - 17:00	CADモデルリペアが強力になった Transmagic R8SP5 による ターボ機械CFDのためのCADジオメトリ活用
	CADモデルからCFDメッシュを作成する時には、接続する曲面間の隙間や連続性といったCADモデル品質の改善、あるいは詳細の穴や突起物の省略などに思わぬ工数を要する場合があります。このような課題を解決するカギとなるモデルリペア作業の効率化を実現するTransmagic R8sp5の新機能MagicSurfaceを中心にターボ機械への適用をご提案します。
	株式会社ヴァイナス 技術一部 プロダクトグループ　鈴木　洋之
17:00 - 17:10	Q & A

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