DAY1:プリプロセッサと次世代のポストプロセッサ ユーザーコントロールによる高品質メッシュの自動生成 大規模・複雑流れの高速可視化と製品性能評価 |
13:00 - 13:30 |
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- オープニング挨拶 -
2022年~2023年のヴァイナスのソリューション
- 株式会社ヴァイナス 代表取締役社長 藤川 泰彦
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13:30 - 14:00 |
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- サーフェスメッシュ・ボリュームメッシュ生成と自動制御機能を強化した Pointwise V18.5
- 弊社 技術一部 大坪 俊介
- Pointwiseはボトムアップアプローチによる確実なメッシュ生成と緻密なメッシュ制御に定評があり、意図的にメッシュをコントロールしたい場面や効率的に高品質な境界層メッシュを生成する場面など、幅広く活用頂いています。また、Pointwiseで作成したメッシュデータはメッシュの構造が維持されているため、部分的に変更を加えたり、別のソルバフォーマットへ出力したり、設計資産として再利用することができます。近年、Pointwiseは自動的なメッシュ制御と使い勝手の向上に向けた多くの機能強化を行っています。このセッションでは、Pointwiseの様々なメッシュ生成と活用事例、新機能について紹介します。
■ Pointwise V18.5の新機能(https://www.vinas.com/seihin/pointwise/pw_new.html)
- 事例1:スウェーデン王立工科大学:スクリプト機能による熱交換器のジオメトリとメッシュの自動生成
- 事例2:CRAFT Tech社:超臨界二酸化炭素コンプレッサのインペラと燃焼器へのメッシュ生成事例
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14:00 - 14:30 |
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- ユーザーに依存しないPointwiseによるCFDメッシュ生成の自動化
- 米国 Cadence Design Systems社
セールスディベロップメントグループ・ディレクター Rick Matus, Ph.D.
- 最新のPointwiseでは、これまでに培ったCFDメッシュ生成のベストプラクティスに基づく自動的なサーフェスメッシュとボリュームメッシュの生成機能が搭載されています。これにより、これまでのCFD解析に関する専門知識の重要性や信頼性の高いプリプロセスに必要な時間が削減されています。また、解に適合したメッシュ生成によりユーザーの知識に関係なく、信頼性と精度のさらなる向上を約束します。このセッションでは、このようなPointwiseの自動的なメッシュ生成について解説します。また、今後の開発についても紹介します。
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14:30 - 14:40 |
休憩 |
(CAEのための3D CAD面自動修復とCADフォーマット変換ソフト「TransMagic」のデモとご紹介をご覧いただけます。) |
14:40 - 15:10 |
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- 最新版FieldView21のご紹介とFieldView Parallelによる可視化業務の効率化
- 弊社 技術一部 笠原 康太郎
- 最新版のFieldView21についてのご紹介と、FieldView Parallelを用いた大規模解析手法、並びに昨今注目されているリモートワークや、解析業務の自動化について、どのようにFieldViewが適用され解析業務を効率化できるかご紹介いたします。
- 事例:当社ベンチマーク:自動車空力解析モデルを使用したFieldView Parallelの実行環境別可視化性能比較事例
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15:10 - 15:40 |
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- 大規模CFD解析を効率化するFieldViewの次世代高速化技術と新機能
- 米国 Tecplot社 Chief Technical Officer Mr. Yves-Marie Lefebvre
- 2021年リリースのFieldView21と将来バージョンに向けて開発中の新機能、新技術についてご紹介します。
特に、構造格子を自動で分割してFieldView Parallelの機能を最大限に発揮するオートパーティション機能について、実際に得られたベンチマーク結果を合わせてお話します。 |
15:40 - 15:50 |
休憩 |
(機械学習処理による固有直交分解(POD)、動的モード分解(DMD)システム「VFBasis」のご紹介をご覧いただけます。) |
15:50 - 16:20 |
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- VFBasis 1.6のご紹介
- 弊社 技術三部 部長 博士(理工学) 川口 暁生
- VFBasisは、ヴァイナスが製品開発した世界初の本格的なPOD/DMD商用パッケージ製品です。各種商用CFDソルバに対応し、大規模・複雑な非定常流解析データを低次元化、重要モード選択・解析からポスト評価までを一貫して行なうことができます。
次期バージョンVFBasis1.6では、PowerFlowのような粒子法CFDデータに対しても空力特性グラフ作成機能がお使いいただけるようになり、各重要モードの空力変動寄与度解析の大幅な効率化が可能です。さらに解析ルーチンで必要な高速ファイル転送でも威力を発揮するCCNVをバンドル化して機能強化した、VFBasis1.6をご紹介いたします。
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16:20 - 16:50 |
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- VFBasisの適用事例ご紹介
- 弊社 技術三部 小島 和樹
- VFBasisは周期的な変動を伴う流れ場に対して、POD/DMD解析および重要モードの自動選択を実施することで、騒音源における渦発生位置・状況の明確化や、空力変動メカニズムの考察を容易にすることができます。本セッションでは、「換気扇騒音低減への適用」や「空力特性評価グラフを利用した流体力変動の影響を自動車ボディ形状変更前後にて、解析」といったVFBasisの適用事例をご紹介致します。
- 事例1:国内大手家電メーカー様:ファンモーターステー周りの特定周波数騒音源の解析
- 事例2:当社ベンチマーク:自動車ボディー形状変更前後にて、空力特性評価グラフを利用した流体力変動への影響解析
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<海外開発元・ユーザー発表についてご案内> 海外開発元・ユーザーからの発表は録画講演となり英語にて行いますが、日本語による字幕の解説が入ります。
※講義の一部または全体を録音、録画、撮影、画面のキャプチャなどは禁止させていただきます。
※プログラムは都合により変更となる場合があります。予めご了承願います。
※記載された社名および商品名は各社の商標または登録商標です。
DAY2:高度物理計算対応CFDソルバとオープンソース 脱炭素・水素利用・超臨界流体シミュレーションの高安定・高精度計算 オープンソース高速トポロジー形状最適システム |
13:00 - 13:30 |
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- CRUNCH CFD V3.4のご紹介
- 株式会社ヴァイナス 技術三部 部長 博士(理工学) 川口 暁生
- CRUNCH CFDは、米国NASAや国防総省からの要求に応える中で蓄積された専門技術をパッケージ化し、従来の汎用ソルバでは適用範囲外となる流体現象を解析するために開発された、高精度流体解析ソルバです。超音速から低速流まで全速度をカバー、かつ安定に収束解が得られるロバストなソルバ技術が特長です。亜臨界/超臨界を含む状態量変化に対しNISTテーブルやSRK状態方程式を選択可能で、燃焼・キャビテーション、流体騒音などを高精度に解析します。航空宇宙はもちろんのこと、カーボンニュートラルに取り組む重工、自動車、各種産業機械、電子電気など広い技術分野の設計支援と研究開発に活用頂けるCRUNCH CFD V3.4をご紹介します。
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13:30 - 14:00 |
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- CRUNCH CFD v3.4での追加機能と、液体水素ターボポンプ非定常キャビテーション解析適用事例のご紹介
- 弊社 技術三部 博士(工学) ヤン ナイン ウィン
- 2022年4月にリリースされたCRUNCH CFD v3.4にて追加された機能をご紹介します。前バージョンよりさらにシンプルに、便利になったCRUNCH GUIの新しい機能、並列計算における設定を容易にするPARALLEL PRECRUNCHやその他の様々な新機能をご紹介いたします。またCRUNCH CFDの適用例として、液体水素ターボポンプにおける非定常キャビテーション解析事例をご紹介いたします。
- 事例:CRAFT Tech社:液体水素ターボポンプでの熱力学的効果を考慮した非定常キャビテーション解析事例
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14:00 - 14:30 |
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- CRUNCH CFDによる、空中給油時の有人飛行シミュレーションのためのウェーク影響予測
- 米国 CRAFT Tech社 Dr. Peter A. Cavallo
- 空中給油は軍用機作戦上重要ですが、供給機と受給機(給油を受ける機体)間の空力干渉を伴うために困難な作業です。従来のフライトシミュレータでは受給機が受ける複雑なウェーク(航跡干渉)の影響を正確に再現できませんでしたが、CRAFT Tech社で開発した空力干渉モジュール(AIM)により、給油の際受給機が供給機に接近するときに受ける空力変化を反映可能となりました。 AIMは受給機の空力に及ぼすあらゆる影響を網羅したCRUNCH CFD計算による高精度予測データベースをもとに低次元化された応答曲面モデルであり、大型供給機に追従するE-2Dの飛行実験で検証されています。最後にパイロットインザループ検証によりAIMの空力変化影響再現性を実測データと比較評価しました。
- 事例:CRAFT Tech社:空中給油における航跡干渉影響のモデル化と、これを組み込んだフライトシミュレーターでのパイロットインザループ影響検証事例
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14:30 - 14:40 |
休憩 |
(CAEのための3D CAD面自動修復とCADフォーマット変換ソフト「TransMagic」のデモとご紹介をご覧いただけます。) |
14:40 - 15:10 |
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- 難易度の高い複雑な流れ解析に向けたPointwise V18.5によるメッシュ生成
- 弊社 技術一部 大坪 俊介
- CRUNCH CFDで実施される解析の多くは相変化や燃焼などの高度な物理現象を含む場合があり、空間をどのようにメッシュ分割するかによって計算の可否や結果の精度に大きく影響を与えます。このセッションでは、Pointwiseの製品特性と難易度の高い解析に対するPointwiseのメッシュ制御について紹介します。
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15:10 - 15:40 |
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- 最新版FieldView21のご紹介とCRUNCH CFD連携
- 弊社 技術一部 笠原 康太郎
- 最新版FieldView21のご紹介と、FieldView Parallelを使った大規模データの高速可視化手法のご案内、さらに、それを複雑な流体現象の解明に適用されるCRUNCH CFDとどのように連携するのか具体的にご紹介いたします。
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15:40 - 15:50 |
休憩 |
(機械学習処理による固有直交分解(POD)、動的モード分解(DMD)システム「VFBasis」のご紹介をご覧いただけます。) |
15:50 - 16:30 |
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- HELYXとHELYX-Adjointによる流体機械のトポロジ最適化
- 弊社 技術一部 部長 澤 芳幸
- HELYXはOpenFOAMをベースとして設計現場でのCFD解析をオープンソースで実現するために開発された統合パッケージソフトウェアです。ソルバの安定性の向上、メッシュ生成能力の強化、簡単に扱うことのできるGUIの搭載など、多くの点で改良されています。また、HELYX-Adjointは、短時間ですべての設計変数に関する感度を求め、得られた感度分布に基づく最適形状を求めることができるアドオンツールのトポロジ・形状最適化ソルバです。 今回はHELYXとHELYX-Adjointの最新技術開発動向に加えて、ヴァイナスが提供するサポート、トレーニングやコンサルティングサービスについてご紹介します。
- 事例1:ドイツ・Volkswagen社:自動車車体の抗力最小化(車体表面感度解析)
- 事例2:フランス・FCA社:インテークポートの流量・スワール最大化(トポロジ最適化)
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16:30 - 17:00 |
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- HELYX 3.5.0の新機能と機能改良
- 英国 ENGYS社 取締役 General Manager of ENGYS Italy Paolo Geremia
- HELYX® v3.5.0で搭載される、ENGYS®で開発した最先端のCFD技術について紹介します。HELYX® v3.5.0には新しいメッシュ生成技術、ターボ機械設計向けに開発した運転条件設定、改良した乱流モデルを搭載する予定です。
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<海外開発元・ユーザー発表についてご案内> 海外開発元・ユーザーからの発表は録画講演となり英語にて行いますが、日本語による字幕の解説が入ります。
※講義の一部または全体を録音、録画、撮影、画面のキャプチャなどは禁止させていただきます。
※プログラムは都合により変更となる場合があります。予めご了承願います。
※記載された社名および商品名は各社の商標または登録商標です。
DAY3:高速・多目的最適設計とHPCアプリケーション 最適設計の高速化とコストダウン HPCサーバー利用効率化・高速ファイル転送 |
13:00 - 13:30 |
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- ヴァイナスのHPC利用と最適設計効率化のソリューション
- 株式会社ヴァイナス 代表取締役社長 藤川 泰彦
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13:30 - 14:10 |
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- iDIOS V2 オープンアーキテクチャによるCHEETAHを使った最適設計のご紹介
- 弊社 技術二部 山本 幸広
- 「iDIOS V2」は、JAXA宇宙研で開発された多数目的の最適設計が可能なアルゴリズム「CHEETAH」を搭載した、産業界の幅広い分野で利用可能な最適設計システムです。公開APIによりお客様が利用されている最適設計システムのワークフローに「CHEETAH」を組み込み、多数目的の最適設計においてより高速に高い性能を有する設計値を得ることができます。
本セッションでは「iDIOS V2」の概要、ならびにCHEETAHの利用により最適設計の業務効率化を行なわれたユーザー様の事例を紹介します。
- 事例1:当社ベンチマーク:関数演算プログラムを使用した多目的最適化試行事例
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14:10 - 14:20 |
休憩 |
(CAEのための3D CAD面自動修復とCADフォーマット変換ソフト「TransMagic」のデモとご紹介をご覧いただけます。) |
14:20 - 15:00 |
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- Sculptor 4.0 による多目的形状最適設計と Back2CAD機能によるCADとの連携
- 弊社 技術一部 畠山 恵美
- 「Sculptor 4.0」は、CHEETAHを搭載し多目的の形状最適化が可能となった形状最適設計システムです。厳選された機能構成とわかりやすいGUIにより簡単に形状最適設計の設定・実行が可能です。最適設計の形状パラメータは、メッシュモーフィングの機能を用いて初期形状のメッシュを変形することにより、形状に反映します。
本セッションでは、「Sculptor 4.0」の概要と最新情報とともに、最適設計で得られた解析メッシュと同形状のCADジオメトリデータ(CAD中間フォーマット)を獲得する「Back2CAD機能」機能を操作例とともにご紹介します。
- 事例1:Optimal Solutions Software社:数多くのトリムドサーフェスを持つ自動車車両CADデータのモーフィング事例
- 事例2:当社ベンチマーク:管路形状の多目的最適設計事例(圧損・容積の最小化)
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15:00 - 15:05 |
休憩 |
(機械学習処理による固有直交分解(POD)、動的モード分解(DMD)システム「VFBasis」のご紹介をご覧いただけます。) |
15:05 - 15:35 |
CFDオートメーション 自動化システム開発 アプリケーション開発
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- 技術系アプリケーション開発請負サービスのご紹介
- 弊社 プロジェクト推進部 秋永 宜伸・藤尾 茂
- 技術系アプリケーション開発や自動化システムの構築等、業務効率の向上、開発期間短縮を実現するためのソリューションについて活用事例を交えて紹介します。
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15:35 - 16:05 |
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- 高速・高安定型マトリクスソルバライブラリ Super Matrix Solverの紹介
- 弊社 プロジェクト推進部 橋場 数宏
- 連立一次方程式の求解時間を 短縮するSuper Matrix Solverの事例についてもご紹介します。
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16:05 - 16:15 |
休憩 |
(機械学習処理による固有直交分解(POD)、動的モード分解(DMD)システム「VFBasis」のご紹介をご覧いただけます。) |
16:15 - 16:45 |
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- ハイブリッドクラウド利用効率化 CCNVの紹介
- 弊社 プロジェクト推進部 橋場 数宏
- HPCクラウドコンピューティングの時代のCAE業務効率化を推進するための当社開 発製品CCNV 5.0の最新情報をご紹介します。
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16:45 - 17:15 |
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- FOCUSにおけるCCNVセンターライセンスの活用
- 公益財団法人 計算科学振興財団 CTO 兼 共用専門員 兼 研究部門主任研究員 博士(工学) 西川 武志 様
- 公益財団法人計算科学振興財団ではLinuxをOSに採用したFOCUSスパコンを運用しています。CCNVセンターライセンスを取得し2022年度からWindows環境しか利用したことが無いCAE利用者にGUIからFOCUSスパコンを利用できるようにしています。FOCUSにおけるCCNVセンターライセンスの活用状況を報告します。
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17:15 - 17:25 |
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- 閉会の挨拶
- 弊社 代表取締役社長 藤川 泰彦
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<海外開発元・ユーザー発表についてご案内> 海外開発元・ユーザーからの発表は録画講演となり英語にて行いますが、日本語による字幕の解説が入ります。
※講義の一部または全体を録音、録画、撮影、画面のキャプチャなどは禁止させていただきます。
※プログラムは都合により変更となる場合があります。予めご了承願います。
※記載された社名および商品名は各社の商標または登録商標です。