ここが見どころ
このページでは、本コンファレンスのCAE/CFD各分野における見どころについて下記の通りご案内させて頂きます。
- オープニング [DAY 1/10:00-10:30]
- 基調講演 [DAY 1/17:00-18:00]
- 特別講演 [DAY 1/16:20-16:50]
- CFDプリプロセッサ [DAY 1 &DAY 2]
- CFDポストプロセッサ [DAY 1 & DAY 2]
- 構造最適設計(軽量化と信頼性向上)[DAY 1]
- マルチフィジックス(連成解析技術) [DAY 1]
- CFD最適設計とワークフローマネジメント[DAY 2]
- 高度流体物理のCFD [DAY 2]
- ターボ機械 [DAY 2]
- 高速計算技術とHPCクラウドコンピューティング [DAY 2]
- CAEのためのCAD面自動修復&CADデータ変換ツール [DAY 2]
ここが見どころ─オープニング [DAY 1/10:00-10:30]
株式会社ヴァイナス 代表取締役社長 藤川 泰彦より、今年の事業活動内容の報告と今後のサービスの強化計画を発表します。またCFD/CAEの業務効率化を目的としてクラウドコンピュータを利用する場合、企業にとって対応すべき課題と対応策について述べます。
ここが見どころ─基調講演 [DAY 1/17:00-18:00]
米国NASAの研究所で無人探査機等の研究開発及び運用に携わるNASA JPL (ジェット推進研究所)のデータサービス マネージャ Khawaja Shams氏より日本で初めてご登壇頂きます。HPCクラウドコンピューティングをNASAに導入してきた、この4年間の取り組みや苦労話、クラウドのベンチマーク結果やクラウドのインパクトについてご紹介頂きます。
ここが見どころ─特別講演 [DAY 1/16:20-16:50]
東京大学生産技術研究所 革新的シミュレーション研究センター長・教授 加藤 千幸 様より『FrontFlow/blueを用いた大規模Large Eddy
Simulationの適用事例』をテーマにご講演頂きます。高精度CFDの設計実務への適用にご興味をお持ちの方には是非ご聴講をお勧めします。
FrontFlow/blue (FFB)は、境界層の中にある微細な渦まで計算することにより、直接計算(DNS)とほぼ同程度な精度の計算を実現することを目的として開発されたプログラムです。計算原理として風洞や水流実験を代替可能な予測精度を有します。自動車、船、ターボ機械など多くの製品を解析対象に取り上げ、設計実務へのCFD応用に関する理想的かつ究極的な姿を紹介致します。
ここが見どころ─CFDプリプロセッサ [DAY 1 &DAY 2]
CFDによるメッシュ生成の業務効率向上に課題をお持ちの方および、現在Gridgenをご利用のユーザ様でPointwiseへの移行をご検討の方には是非ご聴講をお勧めします。最新版PointwiseV17.0の新機能による大規模メッシュ生成業務の効率化を事例を交えてご紹介いたします。
- 海外事例として米国Cameron社様からは、Pointwiseの自動格子生成システム(Glyph)を利用したCFD解析システムの構築による、圧縮機の高性能化および工数削減を実現した事例をご発表頂きます。
- 海上技術安全研究所様からは高速ウォータージェット推進船型の多目的最適設計事例、東京大学生産技術研究所 革新的シミュレーション研究センター様からは汎用流体解析コードFrontFlow/blueを用いたターボ機械内部の非定常流体解析や空力騒音解析などの大規模LES解析事例をご発表頂きます。
- Pointwise開発元の米国Pointwise社からは、高品質な境界層メッシュをロバストに生成する3次元T-REXを搭載した新バージョンPointwise V17.0を中心に、メッシュ生成業務を効率化する新機能情報や大規模メッシュ生成事例などをご紹介いたします。
- 今年は別途日程を設けて『Pointwise ワークショップ(10月10日)』および『Glyph2ワークショップ(10月15日)』を開催いたします。いずれも開発元のサポート&コンサルティング担当技術者が実践的なテクニックをハンズオン形式でご紹介させて頂きます。
ここが見どころ─CFDポストプロセッサ [DAY 1 & DAY 2]
大規模並列解析を実施されている方、またはFieldViewをご利用中であり大規模解析の実施を検討中のお客様に是非、ご聴講をお勧めいたします。FieldViewの最新情報に加え、大規模可視化の適用事例、今後の技術動向もご紹介いたします。
- 米国ローレンス・バークレー国立研究所様より、オープンソースツールVisItによる、大規模コンピューティング環境を活用した可視化手法を、大規模データの取扱方法や成功事例、今後のスーパーコンピュータアーキテクチャへの対処などを交えてご紹介頂きます。
- (独)理化学研究所 可視化技術研究チーム様より、100億格子点の計算モデルによる解析事例、および、FieldViewの大規模並列処理、高速レンダリング、XDBファイルによる効率化をフルに活用した可視化事例をご発表頂きます。
- FieldView開発元のIntelligent Light社からは、データサイズの削減と可視化処理時間の削減により超大規模可視化に対応することが可能な「XDB workFlow」をご紹介します。また、さらなる大規模可視化に対応するための今後の技術開発内容を次期バージョンの情報とともに発表します。
ここが見どころ─構造最適設計(軽量化と信頼性向上)[DAY 1]
軽量化と強度剛性の両立、耐久性や振動特性の向上に取り組んでおられる方には是非ご聴講をお勧めします。特に、新機種開発や設計プロセスの革新に取り組んでいる方は、マツダ(株)様、コニカミノルタビジネステクノロジーズ(株)様のご発表は必見です。さらに懇親会では、ご講演者様と直接ご意見交換が可能です。TOSCAに対する生の声をお聞き頂けます。
- マツダ(株)様からは、軽量・世界一の安全/高剛性をはじめとした高い目標を掲げ車体開発に取り組まれましたCX-5の開発ストーリーと先行段階でのTOSCAを用いたフレームワーク検討事例をご発表頂きます。
- コニカミノルタビジネステクノロジーズ(株)様からは、複写機開発におけるコスト削減・環境負荷低減を目的とした薄肉軽量化におけるTOSCA活用事例、及びTOSCAを利用するにあたっての留意点などをご発表頂きます。
- 海外からは大型トラックの分野で世界第3位のシェアを誇るスウェーデンScania AB社の車軸開発部のエンジニアが来日し、車軸の軽量化と応力低減にTOSCAを適用した事例をご発表頂きます。
- TOSCA開発元のドイツFE-DESIGN社からは、応力を考慮したトポロジ最適化等、次期バージョンTOSCA 7.2に搭載予定の新機能と今後の開発計画、さらに米国Goodrich社のナセル・ファン・カウル取付フィッティング軽量化等の事例を発表します。
ここが見どころ─マルチフィジックス(連成解析技術) [DAY 1]
複数の物理場の連成現象を無視できない設計課題をお持ちの方にご聴講をお勧めします。従来は難易度の高い強連成解析を、OOFELIE::Multiphysicsを用いて設計段階で適用した事例を豊富に紹介いたします。
- OOFELIE::Multiphysics開発元のベルギーOpen Engineering社からは、ソナー、LEDライト、圧電体を用いた微小発電システム、天文台向けの集積化ミラーなど、欧州や米国などの海外ユーザの最新適用事例を発表します。また次期バージョンV5に向けた新機能の開発計画を紹介します。
ここが見どころ─CFD最適設計とワークフローマネジメント[DAY 2]
本セッションでは、最適設計やワークフロー構築のための強力なシステムをご紹介します。流体分野の最適化設計の適用をお考えの方はもちろん、設計生産プロセス全体の高度化・コスト削減を目指す方にもお奨めいたします。
ここでは、高品質なメッシュ・CADモデルのモーフィング技術をもとに流体最適設計の工数を大幅に削減するSCULPTOR、そしてグローバルなプロジェクト設計を強力に支援するワークフロー構築支援ツールPhoenixの最新情報と適用事
例をご紹介します。
- ユニバーサル造船株式会社様からは、省エネ船の開発で重要となる馬力を最小化する船型開発にSCULPTORのメッシュモーフィングを活用した事例をご発表頂きます。国内の船舶CFD分野では初の適用事例となります。境界層のメッシュ品質を維持したモーフィングの実現、また最適化ツールとの連携による大幅な工数低減が実証されています。
- SCULPTOR開発元の米国Optimal Solutions Software社からは、実験計画法・応答曲面法・勾配法を簡易に実行可能な最新の最適化機能 OCC(Optimization Control Center)のデモをはじめとして、Phoenixと連携した航空機翼の形状最適化事例の話題等を紹介します。
- Phoenix開発元米国Phoenix Integration社からは、NASA、JAXAでの製品活用例を含めたいくつかのケーススタディの紹介と、MBSE(モデルベースシステムズエンジニアリング)ツールと、エンジニアリング解析ツールを統合するPhoenix製品の詳細をご発表いただきます。
ここが見どころ─高度流体物理のCFD [DAY 2]
CRUNCH CFDは、従来の汎用CFDソルバでは対応不可能な流体現象を解析することを目的に開発されました。高精度かつロバストな流体解析を実現するソルバ技術を採用しています。ユーザー様ご講演ではその利点が活かされており、CRUNCH CFD以外での実現は考えられません。開発元からの報告と合わせ、CFD応用の最先端を是非ご聴講下さい。
- 宇宙航空研究開発機構(JAXA)情報・計算工学(JEDI)センター様からは有人宇宙船の安全性評価の一環として、緊急離脱装置の解析事例を発表頂きます。移動物体を模擬するため、V3.0の新機能としてリリース予定のリメッシュ機能であるCRISP CFDを先行して活用されています。
- 電力中央研究所様からは、発電プラント水系配管を模擬した体系にて圧縮水の減圧沸騰(フラッシング)の解析を行い、チョーキング流量予測精度を検証されています。これは圧縮性混相流の相変化解析であり、難易度の高い解析課題です。
- CRUNCH CFD開発元の米国Combustion Research and Flow Technology(CRAFT Tech)社からは、最新版CRUNCH CFD 3.0の新機能であるリメッシュ用モジュールCRISP CFDとアポロカプセルや航空機移動への応用事例を紹介します。また、順次リリース予定の層流火炎片燃焼モデル、固体壁面接触を模擬するためのImmersed Boundary法の開発状況を報告します。
ここが見どころ─ターボ機械 [DAY 2]
ターボ機械の性能向上と設計業務効率化をお考えの設計者の方にご参加をお勧め致します。3次元逆解法翼設計機能を中心としたターボ機械流体設計統合システムTURBOdesign Suiteの最新情報と、国内外のユーザ様によるファン、圧縮機への適用事例をご紹介頂きます。
- ダイキン工業(株)様からは、TURBOdesign1によるターボファンの効率向上事例をご発表いただきます。性能向上のためのパラメータ選定、最適化プロセスの進め方といった点は設計者の皆様には非常にご参考頂けると思います。これまでのファン送風音低減への取組の紹介についても注目です。
- 米国McQuay International社様から逆解法を利用した遠心圧縮機のインペラならびにディフューザの改善設計事例をご紹介いたします。本事例ではインペラ翼のみ対象の第1フェーズとインペラ+ディフューザを対象とした第2フェーズに設計過程を分けることで性能向上を図っています。
- TURBOdesign開発元ADT社取締役で英国ロンドン大学(UCL)教授のMehrdad ZangenehよりTURBOdesign Suiteの最新バージョン5.2の最新情報として逆解法の応用によるボリュート設計モジュールとTURBOdesign CFDにおける機能強化(圧縮性対応・乱流モデル追加)の詳細情報をご紹介します。
ここが見どころ─高速計算技術とHPCクラウドコンピューティング [DAY 2]
数値解析の計算時間の短縮をお望みの方、HPCクラウドコンピューティング環境の活用をお考えの方には、ご聴講をお勧めします。
- 東京大学様からは様々な重力環境における自由表面流の動的挙動の研究事例のご紹介、およびオープンソースソフトウェアFrontISTRの先進的な特徴や産業応用の現状・課題についてご講演いただきます。また、旭硝子(株)様からは、自社製溶融ガラス専用の熱流体解析ソフトを用いた解析事例と高速化への取り組みについてご発表頂きます。
- 計算科学振興財団(FOCUS)様からはご利用実例をもとに計算機資源を利用する際の壁の乗り越え方についてご講演いただきます。また、アマゾン データサービス ジャパン様からは、NASAを始めとするAWS(Amazon Web Service)の先進的なご利用事例をご紹介頂きます。
- 弊社発表では、HPCクラウドコンピューティング環境をより便利に快適に活用できるツールCCNVと、自社製解析コードの高速化・高機能化を実現するSMS-AMG-MPIおよび弊社サービスをご紹介します。
ここが見どころ─CAEのためのCAD面自動修復&CADデータ変換ツール [DAY 2]
TransMagicは、CAD間でデータ変換を行う際に発生する面の抜け落ち・重なりなどの不具合を、自動的及び半自動的に修復するツールです。GUI・メッセージなどの日本語化により、使い易さが飛躍的に向上した最新バージョンTransMagic R9 Sp2をプレゼンテーションおよびフリー体験でご確認頂けます。
- TransMagicの開発元である米国TransMagic社のCTO(最高技術責任者)から、最新バージョンR9 Sp2の最新機能を利用したCFD/CAE用のウォータータイトなモデルの作成手法、CATIAによる大規模モデルの64ビット変換機能による変換事例などをご紹介します。また、フリー体験コーナーでは、日本語化されたTransMagic R9 Sp2を実際にお使い頂けます。