オープンソースとCFD Big Data/軽量化と信頼向上のための設計業務効率化   航空宇宙・重工業分野におけるCFDの応用と最適化/HPCクラウドコンピューティングと高速計算技術   FieldView・Pointwise・Phoenixワークショップ/TOSCAワークショップ
オープンソースとCFD Big Data 航空宇宙・重工業分野におけるCFDの応用と最適化
FieldView ワークショップ 10月9日(水)
Pointwise ワークショップ 10月9日(水)
Phoenix ワークショップ 10月9日(水)
軽量化と信頼向上のための設計業務効率化 HPCクラウドコンピューティングと高速計算技術
航空宇宙・重工業分野におけるCFDの応用と最適化  プログラム
8:30 – 9:00 受付
9:00 – 9:15
複雑な流体現象を解明するCRUNCH CFD V3.0の解析事例
弊社 技術一部 部長 福地 健
高機能・高精度流体解析ソルバCRUNCH CFD V3.0の主要機能と最新版での新機能を紹介し、航空宇宙等の産業分野への適用事例を検証結果を交えてご説明致します。他のCFDソルバでは解析困難な課題への適用例を紹介致します。
CRUNCH CFDFildViewPointwise
9:15 – 9:55
複雑な移動物体解析と非定常解析を効率化するCRUNCH CFDの進展
(原題:“Advances in CRUNCH CFD® for efficient computation of complex moving body and unsteady applications.”)
米国Combustion Research and Flow Technology(CRAFT Tech)社
主席研究員 Mr. Ashvin Hosangadi, Ph.D.
CRUNCH CFDPointwiseGridgen
軸封、インペラー、深海水スクリューポンプ等の複雑な移動物体の解析を効率化するCRUNCH CFDの進展、及び、非定常現象の設計を最適化する新技術を紹介致します。
9:55 – 10:25
CRUNCH CFDによるロケット‐ラムジェット複合サイクルエンジンのCFD解析
独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)
宇宙輸送ミッション本部 研究員 小寺 正敏 様
CRUNCH CFDFildView
JAXAでは将来の宇宙輸送用エンジンとしてロケットとラム・スクラムジェットの複合サイクルエンジンの研究を行っています。今回はCRUNCH CFDを用いた本エンジンの燃焼解析例について紹介します。
10:25 – 10:55
Amazon AWSとCRUNCH CFDを活用したロケットエンジン開発技術の検討
独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)
情報・計算工学センター 開発員 河津 要 様
CCNVCRUNCH CFDFildViewGridgen
開発でのシミュレーションは多岐にわたるため、計算資源の変動が極めて大きいのが実情であるため、その対策の一つとしてAmazon AWSの活用が一つの答えではないか、と考えています。本講演では、その試行結果を説明いたします。
10:55 – 11:10
粘性流れ逆解法翼設計機能が強化されるTURBOdesign Suite 5.3
弊社 技術一部 プロダクトGr. 山本 幸広
次期バージョンTURBOdesign Suite 5.3で予定されている、粘性流れ逆解法による翼設計モジュールや、斜流ポンプ・半径流タービンと適用対象が拡大する子午面設計モジュールなどの新機能を中心としたTURBOdesignの最新情報をご紹介します。
TURBOdesign
11:10 – 11:50
TURBOdesignによる遷音速/超音速流れ条件下における軸流圧縮機・タービンの性能向上設計
(原題:“Design of high performance Transonic/supersonic axial compressor and turbine stages by TURBOdesign”)
英国Advanced Design Technology社
取締役 Prof. Mehrdad Zangeneh
TURBOdesign
次期バージョンTURBOdesign Suite 5.3で機能強化される、粘性流れ逆解法による翼設計モジュールTURBOdesign2の概要ならびに、遷音速軸流圧縮機や低圧タービンを最適化技術を用いて設計し性能向上を実現した適用事例をご紹介します。
11:50 – 13:00 昼休憩 および デモ ※5Fホワイエにてショートプレゼンテーションを実施します。
13:00 – 13:40
逆解法による自動車用ブロワのインペラとボリュート設計への適用
(原題:“Automotive blower design with Inverse method applied on wheel and volute”)
フランス Valeo Thermal System社
ファンシステム流体シミュレーション担当マネージャ Dr. Manuel Henner
TURBOdesign
逆解法による設計手法を自動車用のブロワ設計に適用した事例を紹介します。TURBOdesign1によりブロワのインペラが短期間に設計可能であること、検証目的のCFD解析によりインペラとボリュートのマッチングが良好であり、ファン効率などの性能向上を達成したことが確認されました。
13:40 – 13:55
Shape MatchingによりCAEに新たな可能性を拓くSCULPTOR V3.4
弊社 技術一部 プロダクトGr. 山本 幸広
SCULPTORの次期バージョンV3.4では、解析格子モデルをターゲット形状に合わせ込む「Shape Matching」を新機能として搭載予定です。本機能の応用としてリバースエンジニアリングや多領域最適化(MDO)などへの適用を提案します。
SCULPTOR
13:55 – 14:35
Shape MatchingをはじめとするSCULPTORの最新機能のご紹介
(原題:“Introducing Shape Matching and other new features in SCULPTOR”)
米国Optimal Solutions Software社
最高技術責任者 Mr. Mark D. Landon,Ph.D.
SCULPTOR
航空宇宙、ターボ機器、自動車、医学等の分野においてリバースエンジニアリングや簡易な流体構造連成解析の効率化を強力に支援する最新機能Shape MatchingのデモをはじめとしてSCULPTORの最新機能をご紹介します。
14:35 – 15:05
Pointwise×SCULPTOR×OpenFOAMによる最適船型の開発
株式会社三井造船昭島研究所
技術統括部 船舶性能技術部 池田 剛大 様
PointwiseSCULPTOROpenFOAM
国際海運に対するCO2規制の強化に伴い、弊社ではより省エネな船型の開発に取り組んでいます。その一例として、Pointwise、SCULPTOR、OpenFOAMを組み合わせ船型最適化を実施した事例を紹介いたします。
15:05 – 15:25 コーヒーブレイク および デモ ※5Fホワイエにてショートプレゼンテーションを実施します。
15:25 – 15:40
ModelCenter V10.2 多目的最適設計プロセス統合化システム
弊社 技術一部 Phoenix Gr.  鈴木 信行
Phoenixの提供するModelCenterを使い、ワークフローによる自動化・最適化システムを実現します。加えて作成したフローを雛形として設計者などに展開可能なWEBアプリケーションCenterLink,これら解析データを管理するAnalysisLibraryをご紹介いたします。
Phoenix
15:40 – 16:20
解析業務の自動化・統合化・最適化とデータ管理を効率化するMBEフレームワーク
(原題:“A Model Based Engineering (MBE) Framework for Simulation Automation, Integration, Optimization and Data Management”)
米国Phoenix Integration社
President & CEO Mr. Scott Woyak, Ph.D.
Phoenix
製品性能と品質を向上させながら設計サイクルとコストを削減するために、解析をライフサイクル全体に早期に適用する必要があります。ModelCenterを核としたMBEによる解析業務とデータを管理するための共通フレームワークを提供することで目的を達成します。
16:20 – 17:00
ModelCenterとMBSEを使った宇宙システム評価ツールとその事例
(原題:“Using MBSE to Evaluate Fractionated Space Systems”)
米国NASA Jet Propulsion Laboratory
戦略システム解析事業室 上席エンジニア Mr. Steven Cornford, Ph.D.
Phoenix
米国DARPA F6プログラムで開発された、モジュール化した宇宙システムの評価ツールとそのモデルケースについてご紹介します。ツールはModelCenterを使い、各種システムや不確実なケースに対する設計や将来性のコストと効果を評価するシステムを構築しています。
17:00 – 17:30
JAXAにおける飛行解析ツール統合化の取組みと今後の計画について
独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)
宇宙輸送ミッション本部 開発員 大坊 俊彰 様
Phoenix
ロケットの飛行計画作成に必須の解析作業を効率化するため、PhoenixSuiteを用い、十数種の解析について統合化した統合解析システムを開発し、解析期間の短縮を実現した取組みを説明します。
17:30 – 17:45
閉会のご挨拶
株式会社ヴァイナス 代表取締役社長 藤川 泰彦

発表で使用されるアプリケーション/プラットフォーム

※プログラムは都合により変更となる場合がございますので予めご了承願います。
※記載された社名および商品名は各社の商標または登録商標です。

HPCクラウドコンピューティングと高速計算技術  プログラム
8:30 – 9:00 受付
9:00 – 9:40
HPCクラウドコンピュータの設計実用化を支援するCCNVのコンセプトご紹介
株式会社ヴァイナス 代表取締役社長 藤川 泰彦
HPCクラウドコンピュータの利用機会が広がり、研究開発者にとっては自社サーバーに加えてクラウドサーバーを含めたHPCの選択肢が増え、運用コストの低減や解析モデルサイズの上限解除のメリットを享受できるようになってきました。しかしながら、未だクラウドコンピュータ上のアプリケーションを簡便に利用するシステムの整備が進んでいないため、弊社は簡単なGUIの利用とWindowsの知識のみでクラウドコンピュータを利用でき、解析結果を高速でファイル転送できるなど、CAEユーザーにとって便利で強力な機能を備えたHPCクラウドコンピュータ利用支援ツールCCNVを開発しました。本セッションではそのコンセプトを紹介します。
CCNV
9:40 – 10:20
CCNV-Suite1 の機能説明とデモ
弊社 HPCソリューション部 製品開発Gr. 森本 賢治
CCNVは社内サーバーやHPCクラウドサーバーをWindows環境から簡単に利用できる運用支援システムです。クラウドコンピュータの利用を強力に支援するCCNVの機能と、高速ファイル転送などの最新機能を、デモンストレーションを交えご紹介します。
CCNV
10:20 – 10:30 ブレイク
10:30 – 11:10
【協賛社発表】
GPUのリモート化・仮想化によって変わる可視化の仕組み
エヌビディア ジャパン
Tesla Quadro事業部 事業部長 杉本 博史 様
GPU のリモート化・仮想化の技術により従来ワークステーションで利用されてきた3D CAD や CAE の可視化をさまざまなデバイスからリモートで利用することが可能になります。本セッションではデモを交えてこれらをご紹介します。
11:10 – 11:50
大規模分子シミュレーションと創薬
神戸大学
大学院システム情報学研究科 教授 田中 成典 様
ABINIT-MPBioStation
フラグメント分子軌道(FMO)法に基づく生体高分子の第一原理電子状態計算が、ABINIT-MP/BioStationなどのソフトウェアを用いて容易になってきています。これにより、どのような解析が可能か、また将来どのような展開が見込まれるかについてご紹介します。
11:50 – 13:20 昼休憩 および デモ ※5Fホワイエにてショートプレゼンテーションを実施します。
13:20 – 13:50
【協賛社発表】
AWSクラウドにより加速するグローバルHPCイノベーション
(原題:“Global HPC Innovation accelerated by AWS Cloud”)
米国Amazon Web Services
ワールドワイド パブリックセクター プリンシパル ソリューション アーキテクト Mr.Jamie Kinney
米国での「クラウドファースト」政策が始まり約4年が経過した現在、クラウド環境でHPCはすでに普及期に入っています。本講演では、HPCを実現するAWSクラウドのサービス概要をご紹介するとともに、NASA、CERN、JAXA等におけるAWSを利用したHPCの先進事例を通じて、AWSクラウドによるHPCイノベーションの今をご紹介します。
13:50 – 14:30
【協賛社発表】
質問応答システムWatsonとその医療応用
日本アイ・ビー・エム株式会社
東京基礎研究所 ナレッジ・インフラストラクチャ担当 技術理事 武田 浩一 様
米国のクイズ番組に出場した質問応答システムWatsonの技術的なインパクトと、診断支援などの医療応用事例を紹介する。
14:30 – 15:00
高速計算コンサルティングサービスのご紹介
弊社 HPCソリューション部 開発2Gr. 十川 直幸
長年に渡る高速・高安定な線形ソルバライブラリSuper Matrix Solverの開発経験をもとに提供する、弊社の高速計算コンサルティングサービスについてご紹介いたします。
Super Matrix Solver
15:00 – 15:30
沸騰を伴う熱流動現象の数値予測技術
東京大学大学院
工学系研究科航空宇宙工学専攻 工学博士(現:JAXAプロジェクト研究員) 梅村 悠 様
Super Matrix SolverCIP-LSM
月以遠ミッション用の宇宙輸送機実現に向けて、極低温推進剤の熱流動を予測する技術の確立が求められています。講演ではCIP-LSMによる相変化を伴う熱流動現象の解析結果を紹介すると共に、高速行列ソルバの活用例を述べます。
15:30 – 15:50 コーヒーブレイク および デモ ※5Fホワイエにてショートプレゼンテーションを実施します。
15:50 – 16:20
固体力学分野のペタスケールコンピューティング
東京大学
人工物工学研究センター 准教授 山田 知典 様
ADVENTURE
国家プロジェクトにより開発された世界最先端スーパーコンピュータ京、その商用機であるFX10を代表として国内でもペタスケールの計算資源が利用可能となってきました。本講演ではこれらのペタフロップス機を用いた重要構造物の構造健全性評価のためのシミュレーション技術についてその概要を述べます。
16:20 – 16:50
大規模分散並列環境における粒子計算ライブラリLPTlibの性能チューニング
弊社 HPCソリューション部 開発2Gr. 十川 直幸
弊社では、理化学研究所計算科学研究機構にて開発された粒子計算ライブラリLPTlibの、大規模分散並列環境向けチューニングに取り組んでおります。本発表では、LPTlibのチューニングを例に大規模分散並列環境における高速化のポイントをご紹介いたします。
FromtFlow/Violet Cartesian
16:50 – 17:30
【協賛社発表】
NuFD/FrontFlowRedの乱流燃焼モデル機能と適用事例のご紹介
株式会社数値フローデザイン
応用技術グループ 研究員 西家 隆行 様
NuFD/FrontFlowRed
NuFD/FrontFlowRed(FFR)は、当社と大学・研究機関との共同研究により開発された最新の乱流燃焼モデルを搭載し、LESによる高精度な乱流燃焼流れの非定常解析が可能です。本発表では、最新の乱流燃焼モデル機能と適用事例をご紹介いたします。
17:30 – 17:45
閉会のご挨拶(ホールAより中継)
株式会社ヴァイナス 代表取締役社長 藤川 泰彦

発表で使用されるアプリケーション/プラットフォーム

※プログラムは都合により変更となる場合がございますので予めご了承願います。
※記載された社名および商品名は各社の商標または登録商標です。

フリー体験コーナー&サポートコーナー プログラム
DAY 1
10:30 – 17:00

DAY 2
10:30 – 17:00
サポートコーナーイメージ写真
対象ソフトウェア:
FieldView、Pointwise、Gridgen、CCNV、Phoenix、TOSCA、SCULPTOR、TURBOdesign、CRUNCH CFD、OOFELIE Multiphysics、TransMagic、ICE Reporter、TurboReporter、T-REX Master、BladeMaster
弊社CAE/CFDソフトウェアの最新バージョンを実際に操作しながらご体験いただけます。また、下記体験メニューをご用意致しましたのでお気軽にお越しください。また、弊社技術スタッフが常駐しておりますので、日頃のご利用での疑問などサポートも承ります。
※会場は入退場自由です。

【体験メニュー】
・最新版FieldView14による超高速可視化体験
・Pointwise V17.1による
   - アドバンシングフロント法とT-REX機能による高品質メッシュ生成体験
   - GridgenからPointwiseへの移行体験
・最新版TURBOdesign Suite 5.2.1によるターボ機械設計体験
・SCULPTOR V3.3のOCCによる形状パラメトリックスタディの高効率化体験
・TOSCA7.3による
   - トポロジ最適化による片持ち梁の設計案導出体験
   - 形状最適化による穴開き円孔の応力低減計算体験
   - ビード最適化による板金部品の剛性向上計算体験
・TransMagicR10による3D-CADデータのリペア&変換体験
・クラウドコンピューティング設計支援ツール CCNV(Cloud Computing NaVigation system)の操作体験